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金総書記の義弟が党行政部に昇進、実勢に完全復帰

記事一覧 2007.11.21 16:21

金総書記の義弟が党行政部に昇進、実勢に完全復帰

【ソウル21日聯合】北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)総書記の義弟、張成沢(チャン・ソンテク)労働党勤労団体・首都建設部第1副部長が、司法や検察、人民保安省、国家安全保衛部を総括する朝鮮労働党行政部長に昇進したことが分かった。

 複数の対北朝鮮消息筋が21日に伝えたところによると、金総書記は廃止されていた党行政部を10月初めに復活させ、部長に張氏を任命した。張氏と親しいとして処罰を受け左遷した数十人も全員要職に復帰させており、党行政部は事実上、張氏とその側近らで構成されたとしている。

 張氏の最側近では、2004年に地方に更迭された李栄福(リ・ヨンボク)元南浦市党責任秘書、リ・ヨンス元党行政部副部長も復帰したほか、池在竜(チ・ジェリョン)党国際部副部長もすでに復帰しており、金総書記が中国共産党の劉雲山宣伝部長と会談した際に同席している。

 張氏は2004年初めに「権力欲による分派行為」などを理由に、党の組織指導部第1副部長という職を維持したまま業務停止の処罰を受け、事実上、失脚した。2005年12月末に処罰措置が解除されたが、党内での比重がかなり低い勤労団体・首都建設部の第1副部長に起用され、権力の中心からは1歩遠ざかった存在となっていた。張氏の失脚で行政部もまた解体を余儀なくされ、在職者らも地方や閑職に左遷されていた。

 今回の張氏と側近らの復帰は、張氏が金総書記からの信認を回復し、再び権力の実勢に座を確保したことを示すものだというのが、消息筋らの一致した評価だ。張氏復帰の背景について、消息筋らは「どちらか一方に力を偏らせまいとする金総書記の側近管理のスタイル」だと指摘する。張氏の失脚後、李済剛(リ・ジェガン)組織指導部第1副部長が張氏の業務を並行して行い、「労働党内の総督」と呼ばれるほどの力をつけたとされる。張氏の復帰は、李副部長の力を抑え、党内のバランスを図る目的とみられる。また、北朝鮮当局が最近、社会全般に広がる拝金主義現象と不正腐敗、外部思想の流入に神経をとがらせ、住民統制を強化していることとも無関係ではないとする指摘もある。

 米朝、南北関係が肯定的な方向に発展していくなか、体制固守に向け内部の取り締まりがより重要になっている北朝鮮当局としては、治安関係を総括・指揮する行政部の復活が必要となり、ここに義弟であり長期にわたりこの分野を担ってきた張氏を責任者として据える判断がされたものと思われる。

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