Go to Contents Go to Navigation

過去最低の投票率、「民主主義の危機」指摘も

記事一覧 2008.04.09 22:11

過去最低の投票率、「民主主義の危機」指摘も

【ソウル9日聯合】第18代国会議員総選挙の投票率は、全国規模で実施された選挙で過去最低という記録を残した。中央選挙管理委員会は9日午後6時に投票を締め切り、有権者3779万6035人のうち1739万3516人が投票し、投票率は46.0%と暫定集計された。

 2004年に実施された第17代総選挙の投票率(60.6%)に比べ14.6ポイント、歴代総選挙で最低記録だった第16代総選挙(57.2%)に比べ11.2ポイント落ち込んだ。1948年の制憲国会議員選挙実施からの60年間、全国規模で実施された任期満了による選挙で最低の投票率を記録した2002年統一地方選挙当時の48.9%と比べても2.9ポイント低い。選管が当初予想した50%台前半という投票率にも満たない水準となった。

 専門家らは、政治への無関心が広まり投票率そのものが低下傾向を示しているなかで、政治嫌悪や政治家への不信が深まったことが今回の投票率低下の最大の原因となったと指摘している。また、有権者らを投票に導くほどの大型政策や政治的争点がなかったという点も要因として挙げられた。各党公認候補選びでは内紛だけが目立ち作業が遅れたために、政策が明確に示される環境が整わなかったと指摘する。また、南部地方が強風と暴雨に見舞われ島しょ地域では投票不可能となるケースが発生するなど、悪天候も低調な投票率の一因となった。

 昨年末の大統領選挙から4カ月も経たないという時期的問題で、選挙への関心度が低下したとの分析も出ている。ただ、1987年12月の大統領選挙の後、1988年4月に行われた総選挙では75.8%という投票率を記録しており、投票日の間隔が短いという理由だけでは、投票率の低下を説明し難い。

 統合民主党とハンナラ党間の選挙戦略争いで結果的に民主党が敗北したことが、投票率低下の一因になったとの見方もある。朝鮮半島大運河事業が一時的に争点として浮上したのを除けば、民主党は大統領選挙以降、国民的関心事の創出に失敗し、ハンナラ党はイシューと争点をなくす選挙戦略を選択し、成功したとの分析だ。

 一方、投票率低下を防ぐため根本対策を検討すべきとの指摘も説得力を得ている。選管関係者は、選管が進めているタッチスクリーン投票機など電子投票の導入や不在者投票の方法改善などを通じ、有権者の投票便宜を高めるべきだと指摘したほか、インセンティブ制の拡大や、外国の義務投票制導入の例についても真剣に研究・検討する必要があると話している。

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。