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<インタビュー>女優から監督へ、ゆうばり映画祭訪れたク・ヘソン

記事一覧 2010.03.02 12:45

<インタビュー>女優から監督へ、ゆうばり映画祭訪れたク・ヘソン

【夕張1日聯合ニュース】女優としての黄金期と言える26歳のク・ヘソンにとって、この1年は変身の連続だった。2008年に撮影を終えていた短編映画デビュー作がスポットを浴び、長編映画も演出、人々に「映画監督ク・ヘソン」を印象付けた。小説を出版したと思えば、その発表会ではイラストレーター、作曲家の顔も公開した。ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」が大ヒットし、女優としてその名を一気に広めたのが1年前だ。ただ、人気女優として生活していても失うものはない状況だった。

 短編デビュー作「愉快なお手伝い」を携え、日本・北海道で開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭を訪れたク・ヘソンに、「新人監督」としての率直な抱負を聞いた。以下は一問一答。

――ゆうばり映画祭を訪れた感想は。

「街全体がお祭りの雰囲気なので親近感があり、情がわく。来る前は固い席だと思っていたが、楽しめそうだ」

――長編映画「妖術(原題)」は順調か。

「(2月)21日にクランクアップし、すぐ日本に来た。少し頭を冷やす時間も必要なので、映画祭に出席した。韓国に戻ったらすぐに編集に入るので、休んではいるが頭がごちゃごちゃしている。どのシーンをどう編集するべきかと考えていると、夜眠れないこともある」

――俳優以外にも監督、小説家、作曲家、イラストレーターなど、休むことなく忙しい。

「(仕事)中毒のようだ(笑)。『愉快なお手伝い』も、ドラマ『最強チルウ』出演中に時間を作り、3日間で撮影した。小説は『花より男子~』に出演中に書いたものだ。休む暇なく忙しいのが良い。ずっと仕事をしていてこそ、楽しく生きることができる人間なのだと思う。仕事をせず休んでばかりいたら、社会の役に立たない人間になった気がするし、くだらないことも考えてしまいそうだ」

――スター俳優出身の監督として、長所・短所は。

「短所より長所が多いと思う。まず、より俳優を理解できるのではないか。撮影現場では、俳優だという偏見はなく、スタッフ皆が歓迎してくれ、俳優らも監督として尊重してくれた。俳優ク・ヘソンを皆がよく知っているので、スタッフと親しくなる上でもプラスになった」

――監督になりたいと思ったのはいつからか。

「20~21歳ごろ演技を始めたが、当時はただカメラの前で言われ通りに動くだけで、何も考えず演技していた。その後も現場にいるうちに、脚本を書いてみたらどうだろうと思うようになった。たくさんの監督を経験し演技もしながら、現場を学び、演出への欲がわいた」

――制作費が5000万ウォン(約390万円)と、短編映画では金額が大きいほうだ。

「とにかく映画を作ろうと飛び込んだが、思った以上にお金がかかった。家を売らないといけないかと悩んでいたところ、事務所の社長に相談したら、わたしを信じてサポートしてくれることになり、撮影に入ることができた」

――俳優としても全盛期だ。監督デビューというリスクを冒さなくても、演技者として満足できたのでは。

「冒険せずにいることもできたが、自分に忠実でありたかった。自分の人生は人が代わりに生きてくれるものではない。映画は優劣をつけるものではない。自分の考えを映像で表現したいという欲求に忠実になった」

――20代半ばの女性監督が長編商業映画を撮るのは、韓国映画界では極めて珍しい。スター俳優だから容易に監督デビューできたという偏見もあるようだ。

「そういう視線があるだろうことも承知しているが、どうしようもない。演出したいと思っているところに良いチャンスが来れば、人より監督になるまでの時間が短いからといって拒絶することはできない。ファンに『わたしが俳優だったことを全部忘れて』と言うこともできない。自分としては、与えられた状況で最善を尽くすしかない」

――好きなスタイルの映画は。今後はどんな映画を作りたいか。

「好きなのは、目で楽しむ映画、メゾンセンの良い映画。イ・ミョンセ監督の作品が好きだ。分かりきった内容のようでいて余韻が長く残る映画を作りたい。撮影を終えた『妖術』も、どこかで見たようなキャラクターが登場するが、平凡ではない人たちの物語を盛り込んだ。映画は30代、40代、50代だからできる話があれば、10代の高校生、わたしのような20代の女性だからの話もある。自分の世代の自分のストーリーを描きたいと思う」

japanese@yna.co.kr

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