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金総書記の訪中、北朝鮮メディアは「勝手報道」

記事一覧 2010.09.01 20:23

金総書記の訪中、北朝鮮メディアは「勝手報道」

【ソウル1日聯合ニュース】国の重要事項について都合のいい事実だけを報道する北朝鮮メディアの報道スタイルが、今回の金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中でも繰り返された。金総書記はことし2度訪中しているが、当時の中国と韓国の報道を比較すると、問題が鮮明になる。

 今回の金総書記の訪中について、中国国営新華社通信は、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開や中国の改革開放政策成果について前向きな姿勢を示した金総書記の発言を集中的に報じた。胡錦濤国家主席が6カ国協議の再開を提案したのに対し、金総書記が「中国と緊密な対話、協力を通じた、速やかな6カ国協議の再開を望む」「改革開放以降、中国は急速に発展し、至るところに活気があふれる」と答えたことに、焦点を当て報道した。

 一方、北朝鮮メディアはこうした事実は報じていない。「共同の関心事となる国際・地域問題、北東アジア情勢について虚心坦懐(たんかい)かつ真摯(しんし)に意見を交わし、完全に意見が一致した」と言及するのにとどまり、「代を受け継ぐ中朝親善」の重要性を繰り返し伝えた。

 5月3~7日の金総書記の訪中でも、北朝鮮メディアはこうした報道スタイルを取った。

 新華社通信は金総書記の帰国当日に中朝首脳会談の開催を伝えた。胡主席が「内政・外交分野の疎通強化」など5項目を提案したことはもちろん、昼食会での発言、金総書記と温家宝首相の会談で温首相が北朝鮮に中国の改革開放と経済建設の経験を紹介したいと提案したことなど、詳しく報じている。

 これに対し、北朝鮮メディアはそうした事実に一切触れず、6カ国協議共同声明の履行に当事国が努力することが重要だとの意見を同じくしたとの内容を報じただけだった。

 また5月の訪中で、北朝鮮メディアは、金総書記が帰国するまでは口を閉ざすという訪中報道の慣例を破った。このときは、金総書記を乗せた特別列車が中朝国境を越える7時間前に、中朝首脳会談など北京での日程には言及しないながら、金総書記が大連と天津で産業視察を行ったと報じた。このため、北朝鮮内部で何かあったのではないかとの観測も出た。翌日正午のニュースでは、再び金総書記の訪中を伝え中朝首脳会談についても触れたが、具体的な内容は明らかにしなかった。

 また今回の訪中の場合は、故金日成(キム・イルソン)主席の抗日運動の跡地を訪問したためか、朝鮮中央通信の記事が「非常に感性的だった」との指摘もある。記事全体の分量は5月の訪中時と同水準だった。

 朝鮮中央テレビ、朝鮮中央放送(ラジオ)、平壌放送は、5月の訪中と同じく、金総書記が帰国した30日と翌31日のニュースで、中朝首脳会談など訪中の成果を繰り返し伝えた。

japanese@yna.co.kr

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