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国防部が「天安」最終報告書発刊、一般にも販売

記事一覧 2010.09.13 11:06

国防部が「天安」最終報告書発刊、一般にも販売

【ソウル13日聯合ニュース】国防部は13日、海軍哨戒艦「天安」は潜水艦が発射した音響誘導魚雷による水中爆発で沈没したとの内容を盛り込んだ「天安艦被撃事件合同調査結果報告書」を公開した。5月20日に発表された調査結果と同一の内容に、詳しいシミュレーション資料や関連写真を補完した。

 報告書によると、「天安」の沈没原因は、「魚雷の水中爆発による衝撃波と、水中爆発の圧力によるバブルジェット現象で船体が切断された」ためと断定した。水中爆発地点はガスタービン室中央から左舷3メートル、水深6~9メートルほどで、武器体系は北朝鮮が製造・使用している高性能爆薬250キログラム規模の「CHT-02D」魚雷と確認された。

 報告書の分析は、国際海事機関(IMO)の艦艇沈没事故分析枠である非爆発、外部爆発、内部爆発に区分して行っており、一部で指摘されていた座礁の可能性を否定した。

 右舷プロペラの変形を分析した結果、5つのプロペラの翼はいずれも艦首方向に折れ曲がっており、船体が座礁した場合は翼が破損したりプロペラ全体に痕跡が残るはずだが、そうした損傷はなかった。スウェーデンの調査チームは、こうした変形は座礁では生じず、プロペラの急停止と推進軸の停止などによる慣性力により発生する可能性があるものだと分析した。

 また、外部爆発の類型を水上爆発(巡航・弾道ミサイル)、機雷爆発、魚雷爆発、陸上操縦機雷(MK6)爆発に分類し、米国と韓国の調査チームが分析したシミュレーション結果を提示。さらに、米国、英国、韓国の調査チームの意見を総合し、魚雷による爆発だとの決断を下した。

 国防部関係者は、韓米のシミュレーション結果によると、「天安」は水深7メートルの地点で、TNT火薬に換算し300キログラムに相当する爆薬の爆発により沈没したと推定できると話した。

 機雷爆発の可能性も否定している。水中爆発を起こす非接触式係留機雷の設置が事故海域では潮流のため事実上不可能なこと、陸上操縦機雷(MK6)も1977年に設置されたが一昨年に回収されたうえ、「天安」船体を切断するほどの爆発力はないことなどを理由として提示した。

 今回の報告書は、事件に関する事実上の最終報告書となる。船体と事故海域で発見した北朝鮮製の魚雷推進体に付着していた非結晶質酸化アルミニウムは同一成分で、水中爆薬の爆発剤だという既存の発表内容を再確認した。

 また、黄海上の北方限界線(NLL)に近い警備区域で正常な航路を運航中に沈没し船体が瞬時に切断されたため、沈没原因は魚雷だと認識していたという生存者らの証言内容も、詳しく紹介している。事故直後、「天安」の艦長は直属上官に「魚雷のようだ」と報告。通信長もレーダー基地の当直兵と「魚雷被撃と判断される」と交信している。

 このほか、決定的な証拠となった、魚雷推進体の部品にハングルで記された文字「1番」のインク原料については、精密分析の結果、多くの国で類似した原料を使用しており、製造国の識別は不可能だと説明した。

 北朝鮮の潜水艦(艇)が公海上をう回し南側に侵入したと推定した理由については、NLLを直線で貫通すると強い潮流の影響を受けるためだとした。また、当時、北朝鮮の潜水艦(艇)が水中で魚雷を発射するにあたり、潮流の影響は大きくなかったと分析した。

 「天安」事件最終報告書は、韓国語版と英語版で作成された。合同調査団に参加した米国、英国、オーストラリア、スウェーデンの4カ国の調査チームのチーム長は、調査結果に同意すると自筆でサインしている。3人の調査員を1週間韓国に派遣したロシアの調査結果は含まれていない。

 国防部はこの報告書を国会、政党、各報道機関、研究所に配布するとともに、1冊2万ウォン(約1450円)で一般にも販売する。「天安被撃事件の真実」のタイトルで漫画本も製作した。

japanese@yna.co.kr

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