Go to Contents Go to Navigation

「盟友」カダフィ大佐死亡 北朝鮮は沈黙保つ

記事一覧 2011.10.21 20:02

「盟友」カダフィ大佐死亡 北朝鮮は沈黙保つ

【ソウル聯合ニュース】リビアの元最高指導者カダフィ大佐の死亡について、北朝鮮は沈黙を保っている。カダフィ大佐の死亡ニュースは20日午後9時ごろに外電を通じて世界に発信されたが、北朝鮮は12時間経過した21日午前9時半現在まで何も言及していない。

 北朝鮮は2006年12月にイラクのフセイン元大統領の死刑が執行されたときも、18日経過してから内閣などの機関紙「民主朝鮮」で簡単に報じただけだった。北朝鮮当局はカダフィ大佐死亡についても公式的な立場を決めるまで沈黙を続けるとみられる。

 北朝鮮のこのような対応は、カダフィ政権との長期に渡る友好関係のためだと専門家は説明する。

 北朝鮮は故金日成(キム・イルソン)首席が1974年にリビアと国交を樹立して以来、1982年に親善協力同盟条約、1984年に軍事訓練議定書などを結び、政治や軍事的に強固な友好関係を維持した。ダフィ大佐が1982年に平壌を訪問した際は、金主席が手厚く歓待した。

 両政権はともに「帝国主義」の米国への批判や独裁的な政治体制、権力の父子世襲など共通点が多く、「盟友中の盟友」として友好を深めた。

 軍事や経済面でも、北朝鮮が弾道ミサイルなどの武器をリビアに輸出するなどして関係を深めた。リビアが過去に核兵器開発を進めていた際は、北朝鮮と取引があったのではないかとの疑惑が浮上した。北朝鮮にとって在来式武器をアフリカに輸出する経路としてリビアは重要であり、カダフィ政権も経済協力を重視して友好的な協力関係が続いた。

 北大西洋条約機構(NATO)軍のリビア空爆が始まると、北朝鮮メディアは「戦争犯罪」だと激しく非難した。リビアの内戦が激化しても、リビアに派遣されていた労働者や医師、看護師らを帰還させず、カダフィ政権を支援していた。

 一方で、リビアの反カダフィ派組織については一切言及しなかった。チュニジアの「ジャスミン革命」に端を発し、エジプトなど中東諸国で巻き起こったの民主化の動きが北朝鮮内部に伝わることを防ぐためとみられる。

 しかし、カダフィ大佐の死亡で北朝鮮は今後、反カダフィ派組織の国民評議会(NTC)と新たな関係構築を模索していくとみられる。駐リビア北朝鮮大使館の関係者は8月に、NTCをリビアの合法的な政府として認めるかとの質問に対し、「(成り行きを)見守っていく」と短く答えた。

 北朝鮮専門家は、「北朝鮮はカダフィ大佐死亡を西欧諸国の責任として非難し、抑止力強化の大義名分に利用するだろう」と予想した。また、リビアは外貨を稼ぎ出すルートとして重要であり、NTCとの関係も築いていくだろうと話した。

ikasumi@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。