北朝鮮の局地挑発に新作戦計画を策定 韓米が合意
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2011.10.28 11:55
北朝鮮の局地挑発に新作戦計画を策定 韓米が合意
【ソウル聯合ニュース】韓米両政府は国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官と来韓中のパネッタ米国防長官が主管する韓米安保協議会(SCM)を28日、ソウル市内で行い、北朝鮮の局地的な軍事挑発に対応する合同の作戦計画を年明けにも策定するなど、韓米同盟を強化することを確認し合った。
SCMは毎年定例。今年の会議では延坪島への砲撃事件(昨年11月)などを踏まえ、北朝鮮の潜在的な追加軍事挑発に備える態勢を強化するとした。
新たに策定される作戦計画は、北朝鮮が軍事挑発を行った際、韓国軍が主導的に作戦を遂行。米国は在韓米軍はもちろん在日米軍、太平洋軍司令部の戦力を動員して韓国軍を支援する。米国は挑発があった際に迅速に行動するための計画書を作成中だという。
北朝鮮の大量破壊兵器に対しては、核の傘やミサイル防衛(MD)、通常兵力を動員し、ピンポイントで迎撃する。サイバーテロに対しては両国間の戦略的協議体を設置することで一致した。
また両国は海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)一帯での韓米連合軍の作戦能力を強化することでも一致。これまで軍事的緊張緩和で役割を果たしてきたNLLの実質的な価値を認め、これを順守するとした。
sarangni@yna.co.kr