韓国軍が23日に模擬攻撃訓練=延坪島砲撃から1年
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2011.11.22 17:08
韓国軍が23日に模擬攻撃訓練=延坪島砲撃から1年
【ソウル聯合ニュース】合同参謀本部は22日、北朝鮮による延坪島砲撃から1年となる23日に、北朝鮮との最前線にあたる西北島嶼(とうしょ)の軍事挑発や奇襲、占領を想定した模擬攻撃訓練と機動訓練を実施すると発表した。
今回の訓練では、北朝鮮の挑発時に陸海空軍、海兵隊の合同戦力を適時に動員できるよう合同参謀本部の主管で実施する。無謀な挑発には強力に対処するというメッセージを北朝鮮に示す意味が大きい。
午後1時から、延坪島の海兵部隊がK9自走砲などで海上射撃訓練を行う。昨年事件が勃発した時間帯の午後2時33分に、延坪島まで12キロメートルのケモリ地域から北朝鮮軍が112ミリ放射砲を数十発発射したという状況を想定し訓練を開始する。
合同参謀本部議長は哨戒中のKF16戦闘機を延坪島上空に移動するよう緊急命令し、空軍作戦司令官はF15K戦闘機に射程距離278キロメートルの地上攻撃用ミサイルAGM84H(SLAM―ER)を装着し、出撃するよう配備する。AGM84Hは黄海の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)以南から発射しても平壌の朝鮮労働党本部を正確に攻撃することができる。
北朝鮮の攻撃から5分後の2時38分に、延坪島部隊のK9自走砲がケモリ地域の基地を攻撃し無力化する。また、北朝鮮の特殊部隊が揚陸艇で白ニョン島を奇襲、占領するところを撃破するシナリオで訓練が終了する。
ikasumi@yna.co.kr