Go to Contents Go to Navigation

東日本大震災1年 韓国企業は競争力強化が必要に

記事一覧 2012.03.08 14:30

東日本大震災1年 韓国企業は競争力強化が必要に

【ソウル聯合ニュース】日本を大混乱に陥れた東日本大震災の発生から1年がたとうとしている。日本政府はこの間、被災地の復興と産業再生に向け膨大な資金を投入したが、海外経済の悪材料も重なり、経済を震災発生前の水準に立て直せないでいる。

 一方、韓国の輸出企業は震災をきっかけに、日本の競合企業が不振に陥る間、少なからぬ利益を得た。ただ専門家らは、日本の復興状況や円安転換の可能性などを考慮すると、韓国企業に競争力強化の努力が求められる時期と口をそろえている。

◇日本経済は6重苦

 日本政府の推計によると震災で1万9000人以上が死亡・行方不明となり、被害額は17兆円に迫る。被災地一帯の企業は生産拠点や供給網がまひし、自動車や半導体など主要輸出産業で倒産が相次いだ。復旧のために総額14兆5000億円の追加予算が編成されたが、目立った効果は現れていない。

 韓国のサムスン経済研究所は、円高と物価上昇に加え、大震災、欧州財政危機、タイの大洪水、米国の景気減速を日本経済の「6重苦」と表現し、回復速度を遅らせているとした。

 日本の昨年の貿易収支は2兆4960億円の赤字に転落し、国の財政健全性も悪化している。同研究所のチョン・ホソン研究員は「崩壊した供給網の早期復旧が急がれる。原子力発電所問題を政治的にうまく解決できなければ、回復はさらに鈍りかねない」と分析した。

◇韓国経済への影響

 震災は結果的に、韓国経済にとって大きな機会となった。対日輸出が著しく増加し、自動車や半導体産業が日本企業との競争で優位に立った。日本企業による対韓直接投資の件数が増加したほか、日本からの観光客急増も韓国経済に貢献した。

 現代経済研究院によると、昨年の韓国の対日輸出増加率は前年比11.4ポイント上昇の40.8%を記録した。逆に日本からの輸出は減り、対日貿易赤字は前年に比べ約75億ドル(約6094億円)減少した。

 特に自動車産業で日本企業不振の影響が大きかった。日本の完成車メーカーの生産量が前年比12.7%減少したのに対し、韓国メーカーは9.0%の増加となった。中でも現代自動車と起亜自動車が欧米で躍進した。

 株式市場も同様だ。韓国取引所の調べで、日本の日経平均株価は昨年2月17日に取引時間中に前年来高値を出したが、震災発生直後の3月15日には25%近く下落した。韓国の総合株価指数の場合は、4月27日に2231.47と過去最高を更新している。8月に入り欧州財政危機で急落したものの、その後の回復は日本より早い。

 しかし、日本の復興が少しずつ進むにつれ、韓国経済と産業への好影響も薄れ始めている。例えば、上がり続けていた円相場が安定し始めており、韓国の輸出競争力の鈍化が懸念される。日本の完成車メーカーの工場稼働率や米市場でのシェアも震災前の水準に回復した。

 日本企業の競争力回復に備え、韓国は日本市場を攻略すべきとの見解もある。LG経済研究院の申ミン栄(シン・ミンヨン)経済研究室長は「円安の可能性が多大な波及力を発揮することもあり得る。韓国企業は今後、根本的な次元で競争力を論じるべき」と指摘した。

mgk1202@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。