Go to Contents Go to Navigation

<インタビュー>朝鮮古書目録「史部」を完成 藤本幸夫教授

記事一覧 2012.09.16 11:51

<インタビュー>朝鮮古書目録「史部」を完成 藤本幸夫教授

【ソウル聯合ニュース】韓日間で独島や歴史問題をめぐる論争が続く中、学術を通じ約40年にわたり韓日の懸け橋の役割を担ってきた富山大学の藤本幸夫名誉教授が研究のため来韓し、14日にソウル大学で聯合ニュースのインタビューに応じた。

 藤本教授はこのほど、日本に現存する朝鮮の古書目録を編さんした「日本現存朝鮮本研究 集部」の続編「史部」を完成した。

 藤本教授の同研究の功労に対し、2007年には韓国政府から宝冠文化勲章が贈られている。

 藤本教授は、朝鮮半島から日本に渡った古書が、壬申倭乱(文禄・慶長の役)や日本の植民地支配など不幸な記憶を思い起こさせる面もあるが、結果的に日本の学界に大きな影響を与えたと指摘した。

 17世紀の日本では壬申倭乱の際に朝鮮半島から持ち出された本を下敷きにした多くの本が出版されたとして、江戸時代の学術と文芸に朝鮮の書籍が及ぼした影響は非常に大きいと評価した。

 また、壬申倭乱で朝鮮半島の書籍が全て持ち出され焼かれてしまったと言われるが、事実はそうではないと指摘。当時、朝鮮半島を文化先進国と考えていた日本人は朝鮮半島の書籍を非常に大切に保管しており、韓国ではほとんど残っていない書籍が日本では完本として残っている場合もあると話した。特に朝鮮王朝時代の儒学者、李滉の「自省論」は日本にも多くの影響を与え、日本の儒学者も李滉を大変尊敬していたと話した。

 このほど「日本現存朝鮮本研究」の続編「史部」を完成した藤本教授は、朝鮮研究の基礎的資料になればうれしいと述べた。

 「史部」では三国史記、高麗史など3000余りの歴史書についての情報を網羅したという。中国の古書分類法に従い今後、「集部」「史部」に続き「経部」「子部」を編さんする計画だ。

 1967年から3年間、ソウル大学に留学した藤本教授は、留学を終え帰国した1970年から宮内庁や東京大学など日本国内の図書館のほか、個人書庫や英国の大英博物館、台湾の故宮博物館など100以上の図書館を渉猟し、朝鮮古書の目録を作成した。

 最近の韓日間の対立については、理解しようとお互いが努力しなければならないと指摘。日本人が韓国を理解する手助けをすることが、藤本教授が朝鮮古書を研究する目的の一つだと話した。

 藤本教授は17日には東国大学で講演を行う。

ikasumi@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。