韓国軍 北朝鮮の長射程砲拠点破壊する誘導弾開発
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2012.09.18 17:02
韓国軍 北朝鮮の長射程砲拠点破壊する誘導弾開発
【ソウル聯合ニュース】韓国軍が大統領の指示を受け、秘密裏に進めてきた北朝鮮の長射程砲拠点を破壊する弾道誘導弾の開発に成功したことが18日、分かった。複数の国会国防委員が伝えた。
韓国軍合同参謀本部は17日午後、本部庁舎で国防委員に弾道誘導弾の開発などを盛り込んだ軍の戦力増強計画を報告した。
開発したのは多連装ロケットシステム(MLRS)発射台に取り付ける射程距離約100キロの短距離弾道誘導弾。北朝鮮の衛星利用測位システム(GPS)を回避し、長射程砲拠点を破壊する。
国防委員の1人は聯合ニュースの取材に対し、「(5月に)試験発射に成功し、公開事業(次期戦術誘導兵器)に切り替えるとの報告を受けた」と述べた。
ほかの国防委員によると、誘導装置は補充が必要だが、格納庫を破壊する能力や拠点の入り口を見つける技術などは完成したという。軍は試験発射を撮影した画像も公開したが、具体的な量産計画や戦力化計画については明らかにしなかったという。
同誘導弾の開発事業は2010年11月の延坪島砲撃事件を受け、李明博(イ・ミョンバク)大統領の指示で推進されたが、実現性を疑問視する声が出ていた。
一方、合同参謀本部は次期主力戦闘機(FX)の機種を年内に選定する方針を示したが、国防委員らは慎重に進めるよう求めた。
kimchiboxs@yna.co.kr