LGディスプレー 世界市場でシェア首位維持
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2012.10.23 15:05
LGディスプレー 世界市場でシェア首位維持
【ソウル聯合ニュース】米調査会社のディスプレイサーチによると、LGディスプレーの9月の液晶パネル(LCD、9.1インチ以上)出荷量は2032万台で29.0%のシェアを獲得し、首位を維持した。
2位のサムスンディスプレーの出荷量は1327万台。シェアは18.9%にとどまり、LGとの差が初めて10ポイント以上に広がった。3位の奇美電子(17.6%)と4位の友達光電(AUオプトロニクス、16.7%)との差は縮まった。
シェア20%以上のLGとサムスン、10%台の奇美電子と友達光電が形成していた「2強2中」の構図が「1強3中」に変化している。
LGは売上高でもサムスンを大きく上回っている。LGの大型パネルの9月売上高は20億9600万ドル(約1673億円)、サムスンは15億9600万ドルだった。
業界ではサムスンが収益性の低いモデルの生産を停止するなど、収益性強化戦略を講じているためと分析している。サムスンの昨年9月のモニター用パネル出荷量は300万台だったが、今年9月は165万台に減少した。ノート型パソコン用パネルもLGは1000万台を出荷したが、サムスンは700万台となっている。
一方、LGはAH-IPS(高解像度・広視野角)やフィルムパターン偏光眼鏡方式(FPR)3Dなど、独自開発の高付加価値技術を搭載したパネル事業を拡大している。
kimchiboxs@yna.co.kr