世界液晶パネル市場 大型製品の売上高が急拡大
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2012.11.16 13:25
【ソウル聯合ニュース】液晶パネル(LCD)の世界市場が超大型製品中心へと再編が進んでいる。
調査会社のディスプレイサーチによると、7~9月期に50型以上の超大型テレビ用LCDパネルの世界販売は33億7000万ドル(約2730億円)で、前年同期比89.3%増加した。
これに対し、テレビ用LCDパネル全体の売上高は141兆1800万ドルで、24.9%増にとどまった。40~48型の増加率は15.7%増、39型以下は10.0%増だった。
全体に50型以上が占める割合は23.9%と、初めて20%を超えた。昨年1~3月期は11.1%だったが、最近急速に成長している。その半面、50型未満の製品の割合は40~50%から30%台に縮小した。
ディスプレイサーチは、50型以上の製品は今年10~12月期に全体の25.1%、来年1~3月期は28.7%に、拡大が続くと見込む。
こうした大型化は、世界市場でトップを争う韓国2社の競争が激しさを増しているためと分析される。サムスンディスプレーは今年7~9月期に50型以上のテレビ用LCDパネルの売上高が8億4800万ドルで、前年同期に比べ61.5%、LGディスプレーは6億5600万ドルで70.8%、それぞれ増加した。
世界的な景気減速でテレビ市場の量的な成長が鈍化する中、サムスン電子やLG電子などのテレビメーカーが収益性アップを狙い、優良顧客向けの超大型高級製品の売り上げを伸ばしているためだ。
mgk1202@yna.co.kr