靖国神社放火の中国人 韓国出国し母国へ
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2013.01.04 10:59
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル高等裁判所は3日、東京の靖国神社に放火した疑いがある中国人の劉強元受刑者の日本引き渡しを認めない決定を出した。これを受け、劉元受刑者は3日夜に釈放され4日午前、中国に向け出国した。
ソウル高裁は3日、劉元受刑者の犯行を「政治的犯罪」と判断し、日本に引き渡さないことを決定した。
劉元受刑者は昨年1月、ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げつけ韓国で逮捕・起訴され、懲役10月の判決が確定し服役した。捜査の過程で2011年12月にも靖国神社に火炎瓶を投げつけたと自白したことから、日本は昨年5月、犯罪人引き渡し条約に基づき身柄の引き渡しを求めた。そのためソウル高裁は、日本への引き渡しに関する審査を進めた。一方、中国は劉元受刑者を政治犯とみなし、中国への送還を要請していた。
sjp@yna.co.kr