サムスングループの昨年投資額 計画に及ばず
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2013.01.21 13:27
【ソウル聯合ニュース】サムスングループは昨年に過去最大規模の投資を計画したが、実際の執行額は計画に及ばなかったことが21日までに分かった。世界的な景気低迷の影響で、主力系列会社のサムスン電子が施設投資を保留したり、投資時期を調整したことによるものと分析される。
財界によると、サムスングループが昨年に計画した投資額は47兆8000億ウォン(約4兆7000億円)だった。市場の予想に反し、前年の実際投資額(42兆8000億ウォン)を12%上回るものとなった。
施設投資が前年より11%増えた31兆ウォンで最も多く、研究・開発(R&D)投資は13%増の13兆6000億ウォン、資本投資は10%増の3兆2000億ウォンだった。
世界的な景気低迷が予想されたが、主力事業の支配力を強化するとともに、新成長分野をリードするため、2年連続で過去最大規模の投資を計画した。
しかし、欧州の債務危機や米国の景気回復の遅れ、中国の成長鈍化などにより投資を保留したり、投資時期を遅らせたため、実際の執行額は計画していた投資額に及ばなかった。
サムスングループは昨年の執行額を公開していないが、財界では当初の予定より1兆ウォン程度少なかったと予想している。
csi@yna.co.kr