大企業間も格差拡大 4グループに経済力集中=韓国
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2013.04.01 20:50
【ソウル聯合ニュース】韓国主要30企業グループの純利益総額のうちサムスン、現代・起亜自動車、SK、LGの4グループの純利益が占める割合が8割に迫るなど、4グループに経済力が集中していることが分かった。
韓国公正取引委員会は1日、2009年から5年間の主要30企業グループの業績を分析した結果を明らかにした。5年間の資産総額の年平均増加率は上位4グループが19.8%で、5~10位グループ(11.9%)や11~30位グループ(10.6%)を大きく上回った。
30グループの資産総額のうち、上位4グループの資産が占める割合は2009年の49.6%から今年は55.3%に拡大した。5~10位グループは26.6%から23.4%、11~30位グループは23.9%から21.4%にそれぞれ低下した。
財務構造も上位4グループが良好だった。今年の負債比率は上位4グループが67.0%、5~10位グループが96.5%、11~30位グループは141.9%で、上位4グループは11~30位グループの半分に満たなかった。
5年間の売上高の年平均増加率も上位4グループが16.9%、5~10位グループが14.5%、11~30位グループが7.7%だった。30グループの総売上高に上位4グループが占める割合は2009年の49.6%から今年は53.2%に増加した。純利益総額のうち上位4グループが占める割合も同期間に70.5%から79.8%に拡大した。
公取委は「上位4グループとその他のグループ間の差が拡大傾向にある」と分析した。
ikasumi@yna.co.kr