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<インタビュー>ソウル大使館の中井さん「どん底と絶頂味わった」

記事一覧 2013.06.25 11:47

【ソウル聯合ニュース】「日韓の観光行事があれば、必ず現場にいる人」――。

 韓国の観光業界関係者は在韓日本大使館の中井智洋書記官(40)についてこう語る。国土交通省からソウルの日本大使館に出向し、交通・観光業務に携わって3年。中井さんは「どん底から絶頂まで味わいました」と振り返る。

 順調に伸びていた訪日韓国人数は2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で激減した。当時は観光への影響を考える余裕もなく、韓国救助隊の派遣などの支援に奔走した。

 同年4月の訪日韓国人数の統計を見た時はショックだった。前年同月比66.4%減の6万4000人に落ち込んだのだ。韓国では日本全体が危ないと考えられ、「福岡と福島を間違えられるくらい」だったという。

 4月以降も訪日韓国人数は回復せず、観光庁から「何とかしろ」との指示を受けた。日本政府観光局(JNTO)ソウル事務所などと連携し地道に安全をPRしながら、日本の魅力をあらためて発信するしかなかった。観光パンフレットを配り、韓国で暮らす日本企業の駐在員らでつくるソウルジャパンクラブ(SJC)の会員らと観光勉強会を行うなど、「できることは何でもした」という。

 放射能への恐怖が根強く残り、なかなか戻らなかった訪日韓国人数は今年1月からようやく回復した。4月は前年同月比33.7%増の20万4200人となり、4月として過去最高を更新した。中井さんは「本当にほっとしました」と笑みを浮かべる。

 積極的で気さくな人柄もあって韓国人との付き合いが増え、焼酎とビールを混ぜた「爆弾酒」など、韓国独特の文化を楽しめるようになった。「1日1食以上はキムチがないともう駄目ですね」という。韓国観光公社の李丙賛(イ・ビョンチャン)日本チーム長は「中井さんのような公務員は初めて見ました。韓国社会に溶け込もうと、とにかく一生懸命でした」と話す。

 中井さんは今月24日付で国交省へ復帰し、自動車対策関連の業務に就く。3年間のソウル大使館での経験を生かし、「これからも両国の交流拡大に努めたいです」と意気込みを示す。(金泰均)

kimchiboxs@yna.co.kr

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