朴大統領「互いの内需市場への進出強化を」 北京で演説

中国を訪問中の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領(右)は人民大会堂で開かれた歓迎行事に出席し、儀仗隊による栄誉礼を受けた。左は中国の習近平国家主席=27日、北京(聯合ニュース)
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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は27日午後、北京の人民大会堂で行われた習近平中国国家主席との首脳会談で、朝鮮半島の非核化に向け共同努力することで合意し、両国の関係強化に向けた「韓中未来ビジョン共同声明」を発表した=27日、北京(聯合ニュース)
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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は27日午後、北京の人民大会堂で行われた習近平中国国家主席との首脳会談で、朝鮮半島の非核化に向け共同努力することで合意し、両国の関係強化に向けた「韓中未来ビジョン共同声明」を発表した=27日、北京(聯合ニュース)
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【北京聯合ニュース】中国訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は28日、北京・釣魚台迎賓館で開かれた「韓中ビジネスフォーラム」で演説し、「両国は内需市場を拡大するとともに、互いの消費財市場への進出を強化し、外部要因に揺るがない安定的な貿易構造築くべきだ」と呼びかけた。
朴大統領は韓国経済について、「政府は輸出中心の経済政策から輸出と内需が成長をけん引する構造に変えている」と紹介した。両国の貿易額は国交を結んだ際に63億ドル(約6207億円)にすぎなかったが、2012年には2563億ドルで、約40倍増加したと説明。中国は韓国の最大の貿易相手国で、韓国は中国の3番目の貿易相手国となり、「この20年間の成果をつなぎ、新たな経済協力のビジョンを策定したい」と述べた。
中国は「自主創新」に基づく新エネルギーや次世代IT、バイオなど新興産業の育成を目指し、韓国は科学技術、ICT、産業と文化を融合した「想像経済」を進めていると説明し、両国経済政策の類似性を強調した。
朴大統領は「これまでの成果を発展させるためには制度的な枠組みが必要だ。FTA(自由貿易協定)がその基盤になれると信じている」と述べ、FTAの早期締結を目指す意向を示した。
kimchiboxs@yna.co.kr