北朝鮮への外国人直接投資 依然として世界最低水準
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2013.07.04 11:42
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮に対する外国直接投資(FDI)は3年連続で増加傾向を見せているものの、依然として世界最低水準だと米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が4日、報じた。
VOAは国連貿易開発会議(UNCTAD)が先ごろ発表した報告書を引用し、昨年北朝鮮に対するFDI純流入額は7900万ドル(約78億9500万円)と推計されると伝えた。
この額は2011年のFDI純流入額、5600万ドルより41%増加した数値だ。北朝鮮に対するFDI純流入額は2009年の200万ドルから2010年に3800万ドルと急増し、その後も3年連続で増加している。
だが、UNCTADの報告書は北朝鮮よりFDI流入額が少ない国は、アフリカ・サハラ砂漠より南の国やオセアニア、カリブ海地域の一部の国家だけだとしている。対北朝鮮外国直接投資が依然として世界最低水準にあることを意味している。
一方、昨年末基準で北朝鮮に投資されたFDI総額は16億1000万ドルと集計された。
北朝鮮に対するFDI総額は1990年に5億7000万ドル、2000年に10億4000万ドルと10年ごとに約5億ドルずつ増加している。
北朝鮮に対するFDIの多くは中国から投資されたもので、ドイツ、ロシア、インド、タイ、オーストラリア、英国も直接投資のため北朝鮮と交渉中だとされる。
sjp@yna.co.kr