欧州家電見本市あす開幕 サムスンやLGが新製品公開
【ソウル聯合ニュース】欧州最大の家電見本市「IFA」がドイツのベルリンで6日に開幕する。
サムスン電子は参加企業のうちで最も広い約8470平方メートルのブースを構える。4日に発表した大画面スマートフォン(多機能携帯電話)の新製品「ギャラクシーノート3」、腕時計型デバイス「ギャラクシーGear(ギア)」と併せ、超高精細(UHD)テレビも展示の目玉だ。
ブースの入り口に110型、98型、85型など超大型プレミアム製品から比較的低価格の65型、55型まで、UHDテレビの全ラインアップを展示している。UHDテレビはフルHDテレビの4倍の解像度(3840×2160)を持ち、実物に近いリアルな映像を楽しめる。
また、世界で初めて発売した98型業務用UHDディスプレーを展示し、ファッション、自動車、交通、映画館、ホテル業界関係者の興味を引くことにも注力した。
生活家電分野では、冷蔵室を二つに分けたフードショーケース冷蔵庫、冷たい水でも簡単に染みを落とせるバブルドラム洗濯機、タイヤと本体が別々に動き倒れないモーションシンク掃除機、天ぷらやヨーグルトを作れる電子レンジなど、革新的な製品を多数展示している。
一方、LG電子はモバイル分野の展示に力を入れている。2567平方メートルのブースのうち約4分の1をモバイルゾーンとし、戦略スマートフォン「G2」や初公開の8.3型タブレット端末「G Pad」を披露する。今月半ばから欧州で販売するG2を大々的に宣伝するとともに、2年ぶりに再び参入したタブレット端末市場で勝負に出るつもりのようだ。
G2は電源ボタンと音量ボタンを背面に移し、正面のデザインがすっきりとしているのが特徴だ。1300万画素のカメラを搭載し、光学式の手ぶれ補正にも対応している。また、G Padは338グラムと新聞1部ほどの重さしかない。アンドロイド・スマートフォンにかかってきた電話やメッセージをG Padに転送することも可能だ。
テレビ分野では、額縁に絵が飾ってあるようなデザインの壁掛け型「ギャラリーOLEDテレビ」を公開。84型、65型、55型のUHDテレビも展示している。
家電分野ではスマート機能を備えた製品を披露する。シネマ3Dスマートテレビの「スマートコントロールアプリ」を使い、洗濯機や冷蔵庫、オーブンなどの状態をテレビで確認できる様子などを紹介する。このほか、音声で遠隔操作が可能なロボット掃除機も初公開する。
国際ホールに設けられた韓国館には優れた技術を持つ中小・中堅企業22社が出展し、車載カメラや空気殺菌装置、LEDテレビ、スマートフォン関連製品など多彩な製品を紹介する。
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