ウォンの上げ幅拡大 7月以降主要通貨で最大
記事一覧
2013.09.26 10:07
【ソウル聯合ニュース】ウォン高ドル安が急速に進みウォンのドルに対する上げ幅が主要通貨で最も大きいことが分かった。
金融投資業界によると、6月末から9月23日まで、ウォンはドルに対し6.4%上昇した。
英ポンドが4.9%、ユーロが3.5%、オーストラリアドルが1.7%の上昇となったのに比べ、ウォンの上げ幅は大きい。
一方、インドネシアとインドのルピーはそれぞれ13.3%、4.8%下落するなど、米国の量的緩和縮小観測のあおりで資金が大量流出した新興国の通貨価値は大幅に下がった。
安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」による円安が続いている円は0.2%下落した。
米国の量的緩和縮小延期でこのところ新興国通貨が回復を見せているが、主要通貨の中で7月から3カ月連続上昇したのはウォンのみ。
ウォンは7月に1.6%、8月に1.2%、9月に3%台の上げ幅となった。
今月23日のソウル外国為替市場のウォン相場は1ドル=1073.8ウォンで取引を終えた。終値としては今年1月24日に次ぐ高値となった。
韓国政府はウォン急伸を受け、国内主要輸出入企業と外国為替市場安定策を議論するなど為替相場の動きを注視している。
sjp@yna.co.kr