サムスン7~9月期は過去最高益 市場の不安払拭
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2013.10.04 10:06
【ソウル聯合ニュース】サムスン電子の四半期ベースの営業利益が10兆ウォン(9100億円)の大台を突破した。
同社は4日、7~9月期の売上高が59兆ウォン、営業利益が10兆1000億ウォンになるとの暫定集計を発表した。
過去最高を記録した4~6月期(売上高57兆4600億ウォン、営業利益9兆5300億ウォン)より売上高は2.7%、営業利益は6.0%それぞれ増加した。
同社がこの日発表した暫定業績は、証券会社などの予想を上回るものだった。先月27日の時点で金融情報会社、FNガイドが作成したサムスン電子の営業利益予想は9兆9731億ウォンだった。
今回の暫定業績発表はサムスン電子に対する市場の懸念を払拭(ふっしょく)する結果となった。市場ではサムスン電子のテレビ事業やディスプレー事業などの不振とモバイル事業の業績低迷などで懸念が広まっていた。サムスン電子は今月25日に業績の確定値を発表する予定だ。
7~9月期もIM(IT・モバイル)部門の業績が好調だったとみられる。
また、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)価格の上昇で半導体部門も善戦したもようだ。
10~12月期の業績は7~9月期を上回ると予想される。
9月に発売したペン対応の最新スマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーノート3」の販売が本格化し、IM部門の業績改善するほか年末に向けテレビの販売台数も増えるとの見方が広まっている。
sjp@yna.co.kr