韓国の9月IT関連輸出 151億ドル=半分が中国向け
【ソウル聯合ニュース】韓国の9月の情報通信技術(ICT)輸出額は、前年同月比7.5%増の151億1000万ドル(1兆4762億円)を記録した。今年5月(151億4000万ドル)に次いで2番目に多かった。未来創造科学部と産業通商資源部が10日、発表した。
9月のICT貿易収支は、81億6000万ドルの黒字で、やはり5月(82億7000万ドル)に次ぐ高水準。両部は携帯電話、半導体、デジタルテレビが輸出好調をけん引したと説明した。
今年1~9月の累積IT輸出額と収支は、それぞれ1248億8000万ドル、656億ドルの黒字で過去最高となった。前年同期比10.4%、17.4%それぞれ増加した。
品目別では、携帯電話が22億3000万ドルで4カ月ぶりに20億ドル台となった。このうちスマートフォン(多機能携帯電話)は前月比20.5%増の10億4000万ドル。
半導体は、半導体メモリーとシステムLSI(高密度集積回路)の輸出好調が追い風となり、月間ベースで過去最高の54億1000万ドルを達成した。半導体輸出は12カ月連続で増加した。
デジタルテレビ輸出は前年同期比36.2%増の8億3000万ドル。スマートテレビなどの高付加価値製品が輸出を主導したとされる。
世界的なパソコン市場の低迷でコンピューターや周辺機器の輸出は6カ月連続で減少した。同分野の先月の輸出は5億9000万ドルで前年同月比3.5%の減少となった。
ICT輸出を地域別にみると、米国(14億ドル)、東南アジア諸国連合(ASEAN、20億1000万ドル)、中国(香港を含む、77億8000万ドル)。特に、中国への輸出は過去最高となり、全体の51.5%を占めた。
ICT輸入は、前年同月比4.1%増の69億6000万ドル。半導体やコンピューター、携帯電話などは輸入が増加したが、フラットディスプレー、テレビの輸入は減少した。
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