Go to Contents Go to Navigation

韓国主要企業グループの収益性 2008年より悪化

記事一覧 2013.11.03 14:59

【ソウル聯合ニュース】韓国の主要企業グループの昨年の収益性が、米国発の金融危機が表面化した2008年よりも悪化したことが3日、分かった。

 韓国取引所と韓国財閥情報専門サイトの財閥ドットコムによると、総帥がいる資産上位20企業グループの系列会社(金融会社を除く)の昨年の売上高と営業利益の合計はそれぞれ1076兆ウォン(約100兆円)、61兆ウォンだった。

 営業利益率は5.6%で、売り上げ1000ウォン当たりの収益が56ウォンだったことを意味する。世界金融危機の影響を受けた2008年(63ウォン)に比べ10.3%減少した。金融危機直後の2009年も64ウォンで、昨年よりも多かった。2010年は78ウォンに改善されたが2011年は63ウォンに落ち込み、昨年は60ウォンを下回り、ここ5年間のうち最も収益性が低かった。

 2008年よりも収益性が向上したのはサムスングループ、現代自動車グループ、ロッテグループ、富栄グループにとどまり、残りの16企業グループは収益性が悪化した。

 韓国財界1位のサムスングループは1000ウォン当たりの収益が2008年の62ウォンから昨年は104ウォンと67.7%増加した。20企業グループのうち収益性の増加率が最も高かった。

 現代自グループは63ウォンから77ウォンに、ロッテグループは51ウォンから57ウォン、富栄グループは180ウォンから255ウォンにそれぞれ増えた。

 今年に入ってからも多数の企業の収益性が悪化している。有価証券市場に上場している12月決算法人569社のうち分析が可能な501社の今年上半期(1~6月)の営業利益率は5.94%で、前年同期の5.55%より上昇した。ただ、これはサムスン電子の業績好調によるもので、同社を除く500社の営業利益率は4.70%から4.51%に下落した。

 最近も企業の業績が振るわない上、証券会社も企業の利益見通しを下方修正している。

 イートレード証券のユン・ジホ・リサーチ本部長は「世界的な景気鈍化、保護貿易主義の強化の中、韓国企業の競争力が落ち、サムスンなど一部を除くと収益性が大きく低下している。内需不振で国内景気も大きく改善されず、来年の企業業績も市場の期待値に届かない可能性が大きい」との見通しを示した。

hjc@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。