世界IT企業 売上高トップはサムスン=営業利益も2位
【ソウル聯合ニュース】世界のIT企業のうちサムスン電子が売上高でトップに立ち、営業利益も首位の米アップルに迫っていることが4日までに分かった。
世界のIT企業の7~9月期業績をみると、売上高はサムスン電子、アップル、IBM、マイクロソフト、グーグルの順で高かった。一方、営業利益はアップル、サムスン、マイクロソフト、インテル、グーグルの順で高かった。
売上高ではサムスンが59兆800億ウォン(5兆4895億円)を記録し、アップル(40兆2200億ウォン、期末基準の為替レート換算)に18兆8600億ウォンの差をつけた。
サムスンとアップルの売上高の差は1~3月期に4兆4300億ウォン、4~6月期に17兆2100億ウォンと、サムスンがリードを広げている。スマートフォン(多機能携帯電話)の売り上げがアップルを圧倒しているためと分析される。
米調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によるとスマートフォン市場のシェアは4~6月期にはサムスンが32.9%、アップルが15.6%だったが、7~9月期にはそれぞれ35.2%と13.4%と差が広がっている。
一方、営業利益をみるとアップルが10兆7600億ウォンで依然トップを守っている。サムスンは10兆1600億ウォンと初めて10兆ウォンを突破したものの、アップルには6000億ウォンの差をつけられている。
だた、2011年10~12月期に15兆4300億ウォンあった両社の営業利益の差は、今年4~6月期には9500億ウォンまで縮小した。
売り上げに対する営業利益の割合を示す営業利益率をみるとサムスンは17.2%で5位にとどまった。1位はマイクロソフトで34.2%、以下アップル(26.8%)、インテル(26.0%)、グーグル(23.1%)と続いた。
ただ、サムスンの営業利益率は2011年まで10%に届いていなかったため順調に上昇していると分析される。
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