韓中FTAの第2段階交渉始まる 関税撤廃品目を協議
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2013.11.18 12:58
【ソウル聯合ニュース】韓国と中国の自由貿易協定(FTA)の第2段階交渉が18日、仁川市内のホテルで始まった。
22日まで行われる交渉には韓国側から首席代表を務める産業通商資源部の禹泰熙(ウ・テヒ)通商交渉室長をはじめ、関係者らが出席した。中国側からは王受文・商務部(商務省)部長助理らが出席した。
両国は前回まで7回にわたる第1段階交渉で、貿易品目の90%、輸入額の85%で関税をなくす方針で暫定的に合意した。今交渉では、対象品目を本格的に協議する。10年以内に関税を撤廃する品目、10~20年以内に撤廃する品目、20年以上撤廃を先送りする品目に分類したリストを交換し、意見を交わす。
2段階に分けて行われる交渉で暫定的に設定された自由化率に変化が生じるとの見方も出ている。双方は自由化率を2段階で上方修正する可能性を残している。
これについて貿易業界からは、関税撤廃除外範囲を過度に拡大させたと指摘する声も聞かれる。
また、中国企業の北朝鮮・開城工業団地進出問題に関わる朝鮮半島域外加工地域をめぐる議論も今交渉で本格化するとみられる。
双方は特にFTA交渉期限を設けていない。一部では来年末までの交渉妥結を目指すと予想しているが、交渉団側は重要品目を最大限保護するガイドラインを守るため妥結は急がないとしている。
一方、交渉期間中は韓国の農業団体による韓中FTA反対デモが相次ぐと予想される。
sjp@yna.co.kr