韓国 ペルーに練習機KT1の共同生産基地整備
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2013.11.20 10:40
【リマ聯合ニュース】韓国の技術で開発された初等練習機KT1をペルーと共同生産するための基地が整備された。
ペルーの韓国大使館と韓国航空宇宙産業(KAI)、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は19日(現地時間)、ペルーの首都リマの空軍部隊でカテリアノ国防相が出席する中、共同生産基地の竣工式を行った。
韓国国防科学研究所(ADD)とKAIが独自開発した韓国製練習機KT1の初の中南米輸出は、同地域への航空機輸出の足がかりを構築したと評価されている。
両国は20機分に当たる2億ドル(約200億円)規模の契約を交わした。このうち16機の生産を来年3月からリマで始め、2015年8月に1号機を納品する。
残り4機は韓国で生産し来年11月から引き渡す。
カテリアノ国防相は「韓国とは包括的戦略パートナーとして技術移転などを通じ、共に第三国に進出できることを願う」と述べた。
河成竜(ハ・ソンヨン)KAI社長は「ペルーの共同生産基地はKT1を中南米のほかの国に輸出する際の拠点になるだろう」と話した。
KT1は全長10.26メートル、幅10.59メートル、高さ3.68メートルで、最高時速574キロ。
KAIは韓国大使館やKOTRA、防衛産業庁と協力し昨年12月にペルー空軍の訓練機交代事業を受注した。
契約直前までブラジル企業と激しい受注競争を繰り広げたが、韓国側がペルー政府に共同生産と技術移転を提案し受注に成功した。
東南アジアや欧州には既に輸出されており、今回のペルー進出は韓国の航空機輸出市場が多角化する可能性を一段と高めた。
sjp@yna.co.kr