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韓中FTA 関税撤廃草案を交換=農産物分野に注目

記事一覧 2013.11.22 12:54

【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は22日、韓国と中国の自由貿易協定(FTA)の第2段階交渉で、両国が商品分野の譲許(相手国の商品について一定のスケジュールで関税を撤廃するという約束)草案を交換したと明らかにした。

 譲許草案は両国がFTAを通じどの品目をどの程度開放するのかについての基礎検討案でもある。韓国の農業団体などが反発する農水畜産物市場開放問題に直結するだけに注目される。

 同部は18日からこの日まで、ソウル近郊の仁川市で中国と8回目となるFTA第2段階初交渉を行った。

 今回の交渉について同部は、前回までの7回にわたる第1段階交渉で合意に至った交渉基本指針を土台に、協定文草案および譲許草案についての話し合いが始まったことに意味があると説明した。

 双方は食品分野譲許草案を交換し、原産地・通関および貿易円滑化、衛生検疫などの分科会も開催し協定文について意見を交わした。

 両国は第1段階交渉で、貿易品目の90%、輸入額の85%で関税をなくすことに暫定合意した。この基準に合わせ、10年以内に関税を撤廃する品目、10~20年以内に撤廃する品目、20年以上撤廃を先送りする品目に分ける。

 また、サービス・投資分野において、金融サービスや通信、人の移動を含むサービス協定文および投資協定文草案についても議論した。 

 さらに、規範・協力分野では、知的財産権、経済、環境、総則(透明性、紛争解決を含む)などの分科会を開催し協定文草案について話し合った。

 次回の両国FTA第9回交渉は中国で開催される予定で、開催時期は未定。

 一方、18日の交渉初日には会場周辺で韓中FTA反対デモや反対集会が開かれた。

sjp@yna.co.kr

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