現代・起亜自 韓国内シェアが4カ月連続70%台に低迷
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2013.12.03 10:40
【ソウル聯合ニュース】韓国完成車市場で圧倒的な地位を誇る現代・起亜自動車グループの国内シェアが、4カ月連続で70%台にとどまったことが3日、分かった。
11月の現代自動車の国内シェアは45.6%(5万4302台)、起亜自動車は32.7%(3万8952台)、グループ合計で78.3%となった。
同グループのシェアは今年1~7月には80%台を維持し、3月には83.2%と月間ベースで今年最高を記録した。
だが、8月に78.6%へと落ち込んでから80%台を回復できないでいる。11月のシェアは9月(77.6%)に次ぐ低水準となった。
11月の国内販売台数は前年同月比で現代自が11.9%、起亜が12.3%それぞれ減少した。現代は2009年5月以来初めて輸出業績が1.3%減少した。
9月以降の業績不振について同グループは、昨年9~12月の期限付き個別消費税引き下げ措置で販売が急増した分、今年の販売台数が落ち込んだと説明した。
また、不景気による内需不振と生産ラインの稼働日数減少なども要因に挙げた。
ほかの完成車メーカーのシェアは、韓国GMが11.8%(1万4100台)、双竜自動車が5.5%(6540台)、ルノーサムスンが4.4%(5301台)だった。
韓国GMと双竜はともに今年の月間最多販売台数を記録した。
業界関係者は「現代と起亜に偏っていた顧客の選択肢が、ほかの国産車や輸入車メーカーまで広がっている」と話した。
sjp@yna.co.kr