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韓国の医療観光収支 黒字額が初めて年間1億ドル突破

記事一覧 2014.01.08 10:52

【ソウル聯合ニュース】医療目的で訪韓する外国人が増える中、韓国の「健康関連旅行(医療観光)」収支の黒字が昨年初めて1億ドル(104億円)を突破した。

 韓国銀行(中央銀行)の国際収支統計によると、昨年1~11月の医療観光収入は1億8710万ドルで、前年同期(1億3830万ドル)より35.3%増加した。関連統計の集計を始めた2006年以降で最大となった。

 医療観光収入は、外国人が手術や治療を目的に韓国に入国して使った支出を意味する。両替時に銀行に申告した旅行目的やクレジットカードの使用先を基に集計する。

 同じ期間に韓国人が海外で使った医療観光費は8640万ドルで、前年同期(9730万ドル)より11.2%減った。

 このため昨年は11月までに医療観光による黒字額が1億70万ドルを記録した。

 医療観光収支は毎年赤字となっていたが2011年に初めて黒字(5220万ドル)に転換し、12年も4380万ドルの黒字を出した。

 昨年の黒字額が前年の倍以上に当たる1億ドルを超えたのは、外国人による医療観光支出が韓国人による海外での医療観光支出を上回るスピードで増加しているためだ。

 実際に、月別の医療観光収入を見ると、昨年1月の1300万ドルから11月には2100万ドルへと急増している。

 年別では、2006年に5900万ドル、08年に6980万ドル、10年に8950万ドル、11年に1億3070万ドル、12年に1億4850万ドルとなっている。

 だが、国際収支における医療観光収入や政府の推計などは、実際よりもはるかに小さいという指摘も出ている。

 韓国観光公社は、昨年11月に発刊した「2013 韓国医療観光総覧」で、保健福祉部統計と観光公社の独自資料を基に昨年の医療観光収入総額が1兆107億ウォン(992億円)に達すると予想した。

 これについて、韓国文化観光研究院は医療観光が極めて大きな市場に成長していると指摘した上で、「保健福祉部の統計でも医療行為と直接かかわりのない療養が抜けているなど包括範囲が狭い」と説明。実際の市場はさらに大きいものだと主張した。

sjp@yna.co.kr

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