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<インタビュー>球春到来 韓国・斗山の香田勲男投手コーチ

記事一覧 2014.03.28 14:56

【ソウル聯合ニュース】プロ野球の季節がついにやって来た。昨季、韓国シリーズで王者サムスンをあと一歩まで追い詰めた斗山ベアーズが今季もシーズンを盛り上げそうだ。頂点を目指すため守備強化を掲げる斗山の投手コーチに新たに就任したのが、日本の巨人と近鉄で活躍した右腕・香田勲男さん(48)だ。在日韓国人で、日本のプロ野球でプレーした石山一秀(韓国名:宋一秀<ソン・イルス>、元近鉄)新監督の下、投手力のレベルアップを図る。

  「一度も来たことがなかった」という韓国との縁は石山氏が取り持った。選手、コーチとして在籍した近鉄で9年間一緒だった同氏が昨季、斗山の2軍監督に就任するにあたり2軍投手コーチとして招聘(しょうへい)された。そして、大々的なチーム改革を図る球団の方針で石山氏が1軍監督に電撃就任したため、香田さんも共に昇格することになった。

 1軍投手コーチは2人いるが、香田さんはブルペンを担当する。育成中心のファームとは勝手が違うため、「まだ様子を見極めている状態」と話すが、1軍で若手を育てながら勝負することにわくわくしている。

 昨季の斗山はリリーフ陣の乱調も響き、レギュラーシーズンの防御率は9チーム中7位の4.57。打線が奮起しても、勝てない試合が多かった。準プレーオフとプレーオフの短期決戦は勝ち上がれたが、1年を通して安定した戦いができなかった。香田さんは「チームの弱点を任されることになったので、雰囲気やブルペンのシステムを変えていきたい」と抱負を語る。

 春季キャンプとオープン戦を終えて感じるのは、まだ選手たちが自らの役割やリリーフとしての心構えを分かっていないということだ。「ブルペンでコーチが言わなくても試合の流れを見ながら、自身で自分の仕事場を自然と理解してくれるようになってほしい。いつか目と目が合うだけで『いくぞ』と分かってもらえるようになってくれれば」と思う。

 韓国のプロ野球は個を尊重する米国に近いと感じている。その上で、日本のプロで学んだコンディションのつくり方やゲームへの入り方などを選手たちに提示している。「体の強さや、集中した時の力は非常にいいものがある」と感じるだけに、ピッチングはもちろん投球術や感性の大切さなどについてヒントを与え潜在能力と結びつける試みを辛抱強く続けていくつもりだ。

 香田さんは、現役時代に肩の大きな手術を経て技巧派に転向。巨人在籍時の1989年には日本シリーズで完封し日本一に貢献した。95年から7年間いた近鉄ではBクラス常連のチームで先発から抑えまで与えられた仕事を精いっぱいこなした。日本でのコーチ時代を含め山あり谷ありの経験を14年ぶりの韓国一を目指すチームに注入していくことになる。

 日本のプロ野球人としてのプライドもある。「監督、トレーニングコーチ(前阪神の続木敏之氏)も日本出身。われわれの野球が韓国で受け入れられ結果を出せれば、日本球界との交流も広がる」と話した。

 韓国プロ野球は29日、開幕する。 (張智彦)

sarangni@yna.co.kr

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