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韓国が豪州とFTA正式署名 自動車シェア拡大に期待

記事一覧 2014.04.08 11:35

【ソウル聯合ニュース】韓国とオーストラリアが8日、自由貿易協定(FTA)に正式署名した。北東アジアとオセアニアをつなぐ国内総生産(GDP)2兆7000億ドル(約278兆円、2012年基準)規模の巨大な貿易圏が誕生する。

 韓国の尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官とオーストラリアのロブ貿易・投資相がソウルで署名した。両国ともに新政権発足後、最初に妥結したFTAだ。2006年12月にFTA締結に向けた共同研究に合意してから7年4カ月を要した。

 韓国にとってオーストラリアは11番目のFTA締結先となる。これまでチリ、シンガポール、欧州自由貿易連合(EFTA)、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インド、欧州連合(EU)、ペルー、米国、トルコ、コロンビアと結んでいる。オーストラリアを加えたことで、FTA締結先はGDPベースで世界の57.3%に拡大した。

 昨年の両国の貿易額は303億ドルにとどまる。しかし、オーストラリアは世界12位の経済大国、1人当たり国民所得は7万ドルで、貿易拡大の潜在力は大きい。

 韓国は主に自動車や石油製品など工業製品、オーストラリアは原材料やエネルギー資源を輸出している。相互補完的な貿易構造で、最も理想的なFTAパートナーと評価される。

 FTAの主要内容をみると、韓国は輸入全体の94.3%の品目について10年以内に関税を撤廃する。オーストラリアは5年以内にほぼすべての品目の関税をなくす。

 韓国からオーストラリアへの輸出品のうちFTAの恩恵を最も享受すると見込まれるのは、輸出全体の20.5%を占める自動車だ。中でも小・中型のガソリン車はFTA発効直後に5%の関税が即時撤廃される。韓国貿易協会によると、オーストラリアでの韓国車のシェアは現在10%台にとどまるが、FTAがシェア拡大に寄与すると期待される。

 自動車部品や家電、一般機械、鉄鋼、石油化学など主力輸出品の多くも、関税の即時撤廃の対象に含まれた。

 一方、オーストラリア産牛肉などの輸入による農畜産業への打撃が懸念される。牛肉に対する関税率は現在40%だが、段階的に引き下げ15年目に完全撤廃される。FTAが来年発効した場合、2030年ごろ関税ゼロとなる見通しだ。韓国の輸入牛肉市場でオーストラリア産のシェアは55.6%と最大で、米国産(34.7%)、ニュージーランド産(8.8%)と続く。

 コメ、粉ミルク、果物、大豆、ジャガイモなどは市場開放の対象から除外された。

 資源・エネルギー部門では、FTAを通じ安定した輸入先を確保したい考えだ。オーストラリアからの輸入額全体のうち資源・エネルギーは8割近くを占める。

 また、このFTAの主要争点だった国家と投資家の間の紛争解決手続き(ISD)条項で、韓国の投資家を保護できる仕組みを設けたことも成果に挙げられる。韓国の対オーストラリア投資は昨年までで累計161億6000万ドルと、オーストラリアの対韓国投資(22億ドル)の7.3倍に上る。

 産業通商資源部はオーストラリアとのFTA発効により、向こう10年間でGDPが0.14%増加すると予想する。禹泰熙(ウ・テヒ)通商交渉室長は「数値上の経済効果は微々たるものかもしれないが、両国の政治・経済的な友好関係が深まる無形の効果が大きいことを考慮すべきだ」と説明した。

 同FTAは正式署名に続き、両国の議会で批准同意を経なければならないが、難航も予想される。韓国はカナダともFTA交渉を妥結したほか、中国やニュージーランドとのFTA締結も目指しており、農畜産農家が懸念を強めている。

  mgk1202@yna.co.kr

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