沈没船オーナーの兄と側近2人を起訴=韓国検察
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2014.07.02 16:54
沈没船オーナーの兄と側近2人を起訴=韓国検察
【仁川聯合ニュース】沈没した韓国旅客船セウォル号の運航会社、清海鎮海運の実質的なオーナーとされる兪炳彦(ユ・ビョンオン)容疑者一家の不正について捜査中の仁川地検特別捜査チームは2日、兪容疑者の側近2人と兄を起訴したと発表した。
起訴されたのは、兪容疑者の兄のほか、兪容疑者が創設したキリスト教系新興教団の女性信徒、兪容疑者の女性秘書とされるデザイン会社の役員。
検察によると、兪容疑者の兄は2010年6月から今年4月まで清海鎮海運から顧問料の名目で1億3000万ウォン(約1300万円)を受け取り、業務上横領の罪で起訴された。
女性信徒は、沈没事故直後の4月、兪容疑者の逃亡を助けたとして、犯人隠避にあたる「犯人逃避罪」などが適用された。
会社役員は2002年1月から今年3月まで兪容疑者一家の系列会社である出版社に対し、兪容疑者の長男に商標権使用料の名目で約18億ウォンを支払うよう指示し、横領ほう助の罪で起訴された。
yugiri@yna.co.kr