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日系企業 韓国の消費者金融市場に続き貯蓄銀行へも進出

記事一覧 2014.07.27 11:36

【ソウル聯合ニュース】日系金融機関が韓国の消費者金融市場に続き、貯蓄銀行やキャピタル市場にも急速に進出している。

 1999年にA&Pファイナンシャルが日系で初めて韓国消費者金融市場に進出し、三和貸付、Jトラストなどが加わり、日系業者が韓国全体の貸付残高に占める割合は55%を超えた。

 貯蓄銀行は2011年、オリックスグループがOSB貯蓄銀行(旧プルン2貯蓄銀行)を初めて買収した。オリックスは昨年11月、スマイル貯蓄銀行も買収している。

 JトラストとSBIグループもそれぞれ未来貯蓄銀行と現代スイス貯蓄銀行(いずれも旧名)を買収し、日系資金は貯蓄銀行業界の資産全体の15~16%を占めている。

◇日本から超低利で資金調達

 日系資金が韓国の消費者金融や貯蓄銀行市場に流入する最大の理由は低い調達金利にある。

 ゼロ金利の日本と比べ、相対的に高い韓国の金融市場の金利が日系金融機関には収益性の側面が魅力的であるためだ。

 韓国で上位10位以内の日系消費者金融機関が日本現地から調達できる金利は平均1~4%水準。一方、韓国消費者金融機関の貯蓄銀行やキャピタル業者からの調達金利は8~12%で、日系よりはるかに高い。

 とりわけ、韓国の貸付業の上限金利は34.9%と、日本の20%より高い。韓国の上限金利は年39%だったが、今年4月に引き下げられた。

 日系消費者金融機関の積極的な営業やマーケティングにより、韓国の中小消費者金融機関は2012年の1万5社から昨年末は8413社に急減した。

 2011年に貯蓄銀行の不動産プロジェクトファイナンスが問題となり、貯蓄銀行の数が今年3月に91社まで減ったのに加え、金融当局の規制強化で貯蓄銀行が萎縮する中、日系が急速に勢力を拡大している。

◇Jトラスト 3年で6社買収

 最も活発な動きをみせるのがJトラストだ。同社は2011年から今年3月までにハイキャピタル貸付など3社を買収し、韓国市場で業界4位まで浮上した。同社は2012年、親愛貯蓄銀行(旧未来貯蓄銀行)を買収し、貯蓄銀行市場にも本格的に進出した。

 翌年にはソロモン貯蓄銀行とHK貯蓄銀行からそれぞれ3137億ウォン(約311億円)と1940億ウォンの債権を買い取り、急速に規模を拡大している。先月はSC貯蓄銀行とSCキャピタルの100%子会社化を決め、金融当局の最終承認を待っている。キャピタル業界2位のアジュキャピタルの買収候補でもJトラストが最有力とされ、キャピタル市場への本格進出も模索している。買収が実現すれば、韓国での総資産だけで8兆ウォンに迫る金融グループに成長する。

 業界ではJトラストが低迷した市場を活性化させるとの肯定的な評価が出ている。その一方で、国富流出による庶民の被害を懸念する否定的な声もある。

 貯蓄銀行関係者は「安値で国内の不良業者を買い取って規模を拡大し、高金利で儲けた資金を日本に持っていくと、庶民の被害が懸念される」との見方を示した。金融当局の高官は「金融のグローバル化が進む中、日系資金の国内流入を規制する方法はない。日系資金は大体が長期投資資金なので、一時的に流出する可能性は高くない」と話した。 

kimchiboxs@yna.co.kr

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