韓日外相会談 韓国長官「歴史に対し真剣な姿勢を」
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2014.08.09 22:10
【ネピドー聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議などに出席するためミャンマーを訪問中の韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は8日、同国の首都ネピドーで日本の岸田文雄外相と会談した。尹長官は会談の冒頭で、日本が歴史問題に真剣に向き合うよう促した。
韓日外相の会談は昨年9月に国連で行われて以来で、今年初めて。尹長官は現在の両国関係の困難さに言及した上で、「(日本が)歴史問題に対し真剣な姿勢を見せれば、国民も心を開き、問題は少しずつ解消していくだろう」と述べた。
また日本の政治指導者の靖国神社参拝や歴史認識についての発言のほか、河野談話の検証強行や検証結果を公表したことなどについて懸念を示した。さらに日本国内での嫌韓デモやヘイトスピーチ(憎悪表現)が両国関係を悪化させていると指摘した。
来年、両国が国交樹立から50年を迎えることにも触れ、「韓日関係が暗いトンネルを抜けられるよう、日本の政治指導者は知恵と政治力を発揮してほしい」と呼びかけた。
岸田外相は、良好な関係が両国の相互利益になるとの認識を示した上で、両国関係進展のために率直な意見交換をしたいと述べた。
sarangni@yna.co.kr