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米国で高まるLNG船需要 韓国造船業界は受注増に期待

記事一覧 2014.10.13 13:50

【ソウル聯合ニュース】米国で新型天然ガス「シェールガス」の開発が進んでいることを受け、低迷が続いている韓国の造船会社に受注増加の期待が高まっている。

 米国では政府がシェールガスの輸出を許可したことで、輸送のための液化天然ガス(LNG)船の発注が相次ぎ、LNG輸出に必要な新たな海洋プラントも登場している。

 造船業界によると、現在米国で進められているシェールガスプロジェクトのうち、米連邦エネルギー規制委員会(FERC)から輸出許可を得たのはサビンパス、フリーポート、コーブポイント、キャメロンの四つ。

 これらプロジェクトによるLNGの年間生産量は6000万トンに上る。これを欧州やアジアに輸送するためには約90隻の船舶が必要だが、これまで発注を済ませたのは30隻余りにすぎない。今後4年以内にLNGの輸出が開始されることを踏まえると、残りの船舶の発注も当面続く見通しだ。

 最近、韓国ガス公社が韓国の船会社や造船会社を対象にLNG船6隻の入札を進めているのもサビンパスプロジェクトから輸入する年間280トンのLNGを韓国に輸送するためだ。

 このようなLNG船受注で最大の恩恵を受けるのは韓国の造船会社になる見通しだ。現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋の3社が世界市場の1~3位を占めている。

 LNG船市場で唯一、韓国と競争できる日本の造船所はドックが不足している。業界関係者は「日本の電力会社や商社はできるだけ自国の造船所への船舶発注を望んでいるが、一部は韓国の造船所にも発注される見通しだ」と話している。

 このため欧州やインドなどへの輸送に必要なLNG船の大半は韓国企業が受注すると予想される。

 シェールガス輸出に必要な浮体式設備FLSOに対する関心も高まっている。シェールガスの輸出には液化設備が必要だが、迷惑施設に対する反発や製作期間、製作費などを考慮すると浮体式設備がより競争力があるためだ。

 海上で原油やガスを貯蔵し積み出す浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備(FSO)や海上から陸地にLNGを供給するLNG浮体式貯蔵再ガス化施設(FSRU)とは異なり、FLSOは陸地で生産されたガスを液化、貯蔵し海上輸出する設備だ。

 海洋分野の専門誌「UPSTREAM」によると、サムスン重工業は米エクセラレート・エナジーと世界初のFLSO受注に向け交渉を進めている。サムスンは早ければ来年上半期(1~6月)中にも受注契約を結ぶと予想される。

 米国産シェールガスの輸出が増えるほどFLSOの需要は増加すると見込まれる。米国だけでなくカナダでもシェールガス輸出に向け10以上の開発プロジェクトが進められており、LNG船やFLSOの市場の展望はさらに明るくなる見通しだ。

hjc@yna.co.kr

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