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韓国の対日輸出入割合 この半世紀で最低水準

記事一覧 2014.11.17 09:23

【世宗聯合ニュース】韓国の輸出入に占める日本向けの割合が、約半世紀前の統計開始以降で最低水準に落ち込んだ。アベノミクス(安倍晋三政権の経済政策)の影響をはじめ、歴史認識問題など政治的なあつれきによる韓日間の溝の深まりや、日本の追加金融緩和が要因に挙げられる。

 韓国統計庁や産業通商資源部によると、1~9月の韓国の日本向け輸出は244億4000万ドル(約2兆8500億円)だった。これは輸出全体(4253億7000万ドル)の5.7%で、対中(24.9%)と対米(12.0%)輸出を大きく下回る。

 1~9月累計としては、関連統計の作成を開始した1966年以来の低水準だ。韓日経済が最も密接に結びついていた1973年には36.8%に達していた。

 一方、今年1~9月の日本からの輸入額は403億3000万ドルで、輸入全体(3962億1000万ドル)の10.2%。これも1~9月累計では1966年以降で最も低い。

 対日貿易の割合が縮小したのは、韓国が中長期的に輸出、輸入先を多様化しているためだ。また、日本が昨年、アベノミクスの柱として「異次元金融緩和」に乗り出したことも大きい。最近の円相場は1ドル=116円台と、2012年末に比べ33%の円安・ドル高となっており、急速な円安で、ウォン相場も同期間に23%ウォン高の100円=940ウォン台半ばで推移している。

 こうした影響を受け、韓国の対日輸出は2012年が2.2%、2013年が10.7%、2014年1~9月が4.6%のマイナスとなった。日本からの輸入の減少も5.8%、6.7%、11.1%と続く。

 韓国としては、一般的に円安は日本からの輸入増につながる。しかし、日本企業が輸出単価の引き下げに消極的な上、韓国の内需と消費の冷え込みで輸入が鈍っていることもあり、輸入の増加はまだみられない。

 韓国でまず打撃を受けているのは観光業界だ。今年韓国を訪問した日本人が延べ174万人と前年同期比14%減少した一方、日本を訪れる韓国人は昨年と同水準だ。

 専門家らは、日本が先ごろ決定した追加金融緩和などのあおりで、日本との経済的な隔たりがさらに広がるとみている。

 韓国貿易協会の国際貿易研究院の報告書は、「円安による日本企業の収益性改善は研究・開発(R&D)投資につながり、この先、韓国企業の輸出競争力を脅かしかねない」と指摘した。KB金融持ち株経営研究所も「日本の追加緩和は外国為替市場の変動性を拡大し、韓国の金融市場を萎縮させる要素」と分析した。

mgk1202@yna.co.kr

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