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韓国が国防白書発刊 北は軍需施設警備・国境守備を強化

記事一覧 2015.01.06 12:00

【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部は6日、2014年版の国防白書を発刊し、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示で北部の慈江道一帯にある軍需施設の警備や中ロとの国境地域に軍団級部隊の12軍団を創設したと明記した。

 また、空軍を中心に兵力を約1万人増やしたほか、金第1書記の軍掌握のため、国防委員会所属だった保衛司令部を軍総政治局に移管したとした。

 北朝鮮軍の軍団は12軍団が創設されたことで、9から10に増えた。韓国国防部の関係者は「慈江道一帯の軍需施設を警備し、(ロシアと経済協力を行う)羅津・ハサン特区を中心に拡大すると予想される経済協力に対応し、軍レベルで国境守備を強化しようとする措置だろう」と述べた。

 前回の2012年の白書で軍団級の部隊とした国境警備総局は軍団級部隊ではないとした。国境警備総局は国家安全保衛部(警察)に編入され、住民の北朝鮮脱出など、国境の警備に当たっている。

 北朝鮮の軍団級部隊は10の正規軍団や二つの機械化軍団、平壌防衛司令部、11軍団(特殊軍)、戦略軍司令部の15となっている。師団級部隊は88から81に減少し、機動旅団は72から74に増加した。

 また金第1書記の軍掌握のため、軍内の保安業務を担当する保衛司令部を黄炳誓(ファン・ビョンソ)氏が局長を務める朝鮮人民軍総政治局に移管した。韓国国防部は金正日(キム・ジョンイル)総書記の信任を得て、絶大な権力を握っていた保衛司令部を総政治局に移すことで、金第1書記が軍組織を掌握し、軍が住民統制の役割を十分に果たすようにしたと分析した。

 北朝鮮の兵力は約120万人。内訳をみると、陸軍(約102万人)と海軍(約6万人)の変動はなかったが、空軍は約12万人と、約1万人増えた。戦力も砲兵と艦艇を中心に増強された。戦車約100台、装甲車約300台、多連装・ロケット弾約700門、戦闘艦艇約10隻、支援艦艇約40隻が増強された。

 国防部関係者は「ロケット弾を含め、砲兵戦力と機械化部隊が増強された。航空機は増えていないが、複数が墜落した」と説明した上で、「従来型の弾道ミサイルを搭載できる新型潜水艦を開発している兆候があり、多数のステルス型高速浸透船舶(VSV)を開発している」と明らかにした。 

 北朝鮮の核能力に関しては、「小型化能力が相当な水準に達しているとみられる」との文言を初めて明記した。ただ「数回の使用済み燃料棒の再処理を通じ、核兵器を製造できるプルトニウム約40キロを保有していると推定する」と記し、数年前からプルトニウムの保有量に変化はないとした。

 国防部関係者は「ミサイルに核弾頭を搭載できるよう小型化したとの情報はない」とした上で、5回の長距離ミサイル発射で米本土を狙える能力を保有していると推定されるとの文言を今回の白書に盛り込んだと説明した。

 白書は北朝鮮が非武装地帯(DMZ)に戦時の兵力待機施設を多数設置したとした。戦争物資については、2年前は「2~3カ月分を備蓄している」としたが、今回は「1~3カ月分」に変えた。

 ほかに、「北の政権と軍はわれわれの敵」「独島は韓国の領土」「北方限界線(NLL)以南の水域は南北間の実質的な海上境界線」との文言は変えなかった。

 独島に関しては、「一部日本の政治指導者の退行的(後ろ向き)な歴史認識と独島に対する不当な領有権主張は両国関係が未来志向へと進むことの障害になっている」と記した。 

kimchiboxs@yna.co.kr

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