民間団体の北朝鮮非難ビラ 一部が韓国地域に落下
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2015.01.26 20:59
【ソウル聯合ニュース】韓国の民間団体が先ごろ米国の人権団体と共に北朝鮮に向けて飛ばした体制批判ビラをくくりつけた大型風船の一部が韓国側地域に落下したことが26日、分かった。
韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体「自由北韓運動連合」と米団体が今月19日夜に、南北軍事境界線に近い京畿道坡州市からビラをくくりつけて飛ばした大型風船五つのうち、二つに取り付けた衛星利用測位システム(GPS)を追跡した結果、風船が韓国側に落下したことが明らかになった。
自由北韓運動連合の関係者は「冬は北風が吹くためできるだけビラを飛ばさないようにしているが、(19日は)風向きが良かったので飛ばした」と説明した。
同団体がビラを飛ばした19日午後11時、坡州市には北西風が吹き、ビラ散布には適していなかったため、実効性がないにもかかわらず注目を浴びるためビラを飛ばしたのではないかとの指摘も出ている。
hjc@yna.co.kr