サムスンとLG 世界テレビ市場で計4割近くのシェア

サムスン電子は今年の戦略製品「SUHDテレビ」の発売を開始した。同製品は「量子ドット」と呼ばれる微粒子を使って色再現率100%を実現。次世代の4Kテレビと言われる(同社提供)=5日、ソウル(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】昨年の全世界での液晶テレビ出荷台数は、2億1520万台で前年比5.5%増加した。メーカー別シェアでは、サムスン電子が前年より1.8ポイント増の22.8%となり、9年連続トップに立った。同じ韓国勢のLG電子は1.2ポイント増の14.9%で2位。市場調査会社のウィッツビューが10日までに明らかにした。
液晶テレビは、世界のテレビ市場で95%以上を占める。

サムスン電子は米ラスベガスで開幕した家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、次世代の4Kテレビ「SUHDテレビ」を初公開した。基本ソフト(OS)は独自に開発した「タイゼン」を採用。「量子ドット」と呼ばれる微粒子を使って色再現率100%を実現した新型ディスプレーを搭載した=7日、ラスベガス(聯合ニュース)
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韓国2社のシェアは計37.7%に達し、ライバルの日本や中国メーカーに圧倒的な差をつけた。
2013年に6.4%で4位だったソニーは、昨年6.8%にシェアを拡大し3位に上昇した。

米ラスベガスで6日に開幕する世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、サムスン電子は2600平方メートルの展示ブースを設け、最新機器を紹介する。展示ブース入り口には量子ドットディスプレーを搭載した「SUHDテレビ」が多数展示されている。量子ドットテレビは製造コストが高止まりする有機EL製品の代替として期待されている(同社提供)=5日、ラスベガス(聯合ニュース)
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4位は中国のTCL集団で6.1%となった。前年の7.0%よりシェアを減らし、3位から1ランク後退した。
sjp@yna.co.kr