韓米 来月2日に定例安保協議=北朝鮮問題など協議
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2015.10.29 13:06
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は来月2日、ソウルで定例安保協議(SCM)を開催する。韓国国防部が29日発表した。
協議には韓国の韓民求(ハン・ミング)国防部長官と米国のカーター国防長官をはじめ、両国の国防・外交高官が出席。対北朝鮮政策や韓国軍への有事作戦統制権移管問題、北朝鮮の核・ミサイルへの対応などについて議論する。国防部関係者は「(北朝鮮の)5月の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)水中発射実験や10月の朝鮮労働党創建70周年パレードで登場した改良型KN08などで高まる北のミサイル脅威に懸念を表明し、抑止策について協議する」と伝えた。
韓氏とカーター氏は北朝鮮の弾道ミサイルを探知・かく乱・破壊・防衛するための「4D作戦」の履行指針を承認する予定だ。4Dは「防衛(Defence)」「探知(Detect)」「かく乱(Disrupt)」「破壊(Destroy)」を指す。北朝鮮のミサイルに対する防衛計画を策定し、有事の際に取る一連の作戦概念を意味する。
国防部関係者は「両国は北のミサイル脅威に対する『キルチェーン』と韓国型ミサイル防衛(KAMD)システムの構築が必要という認識で一致し、2020年代半ばまで発展させるという原則を再確認する」と説明した。
双方は宇宙・サイバー、地域・世界的な安保協力など、さまざまな安保課題や同盟発展などについても話し合う。
韓国と米国、日本の3カ国安保協力をめぐっては、北朝鮮の核とミサイルに関する情報共有を含む安保課題について議論するという。同関係者は「情報共有に関する覚書に基づき、3カ国の情報共有を活性化させ、北の核とミサイル脅威に対する3カ国の相互理解と協力を強化していく」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr