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迎撃ミサイルTHAADとは 韓国配備されればどうなる?

記事一覧 2016.03.04 18:15

【ソウル聯合ニュース】韓米両国が在韓米軍への配備計画を進めている米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」は、北朝鮮が発射した短距離弾道ミサイルを終末段階・高高度で迎撃できるシステムだ。

 核や生物・化学兵器を搭載した弾道ミサイルを、殺傷能力を発揮できない12キロ以上の高度で完全に破壊することが可能とされる。

 北朝鮮が米国を狙った長距離ミサイルだけでなく韓国と在韓米軍を攻撃するための中・短距離ミサイルの性能を強化させる中、韓国軍当局はTHAADが韓国のミサイル防衛能力を補完できるとみている。

 軍当局は、THAADの砲台1基が在韓米軍に配備された場合、韓国全土の2分の1から3分の2を防衛できると説明する。2基あれば韓国全土を防衛できることになる。

 また、THAADを韓国の東海岸北部地域で運用した場合、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)も迎撃できるという。

 THAADの迎撃高度は40~150キロで、地対空誘導弾パトリオット(PAC2)の15キロを大きく上回る。

 韓国軍が導入を進めているパトリオット(PAC3)と長距離地対空ミサイル(LSAM)も迎撃高度がそれぞれ30~40キロと60キロでTHAADより低い。

 このため在韓米軍にTHAADが配備された場合、韓国軍のPAC2、PAC3、LSAMとともに「多層防衛システム」を構築することになる。

 高度別に構築した防衛システムで北朝鮮の弾道ミサイルの迎撃率を高められることを意味する。

 THAADの砲台は敵のミサイルを追跡し迎撃ミサイルを誘導するレーダー、迎撃ミサイル、発射台などから成る。

 ◇人体に悪影響

 THAADのレーダーに人が近づいた場合、人体に悪影響を及ぼすとされる。米国がグアムで運用中のTHAAD砲台について2009年に実施した環境影響評価によると、人体に影響を与える可能性がある範囲をレーダーの前方100メートル以内とした。

 米国は現在5基のTHAAD砲台を運用中で19年までに7基に増やす計画だ。4基はテキサス州に、1基はグアムに配備されている。韓米両国が在韓米軍へのTHAAD配備を決めた場合、テキサス州にある4基のうち1基を韓国に配備する可能性が高い。

 THAAD1基の価格は約1兆ウォン(約940億円)で、迎撃ミサイル1発は約110億ウォン。

 在韓米軍に配備する場合は、在韓米軍地位協定(SOFA)の規定に基づき韓国が用地とインフラを提供し、米側がTHAADの展開・運用費用を負担することになる。

◇韓国当局の信頼は絶大

 米国は敵の短距離・準中距離弾道ミサイルを終末段階・高高度で迎撃できる兵器システムが必要だとして、1992年にロッキード・マーチン社が主管となりTHAADの開発に着手した。

 軍当局によると、14回にわたるTHAADのテスト評価は全て成功したという。

 韓国国防部関係者は「THAADは現存するミサイル防衛システムのうち命中率が最も高い。北の核・ミサイルの脅威から韓国を防衛する有用な兵器システムだ」と強調した。

sjp@yna.co.kr

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