北朝鮮 初の「ムスダン」発射実験に失敗=韓国軍
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2016.04.15 09:55
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は15日、北朝鮮が同日早朝、東海岸地域からミサイルを発射したが、失敗したと推定されると明らかにした。ミサイルは中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる。
北朝鮮がムスダンの発射実験を行うのは今回が初めて。射程は3000キロ以上で、中距離ミサイル「ノドン」(1300キロ)の2倍を超える。日本全域とグアムの米軍基地も射程圏に置く。
故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」を迎え、ムスダンの初の発射実験を実施し記念日を盛り上げる狙いがあったが、失敗したとみられる。
韓国と米国の軍当局は北朝鮮が東海岸の江原道・元山にムスダンを配備したことを確認し、イージス駆逐艦を東海に派遣するなど、動向を注視していた。
北朝鮮がミサイル発射実験を行うのは今月1日、東海に向け短距離地対空ミサイル3発を発射して以来となる。
韓国軍は北朝鮮が金主席の生誕記念日や今月25日の朝鮮人民軍創建記念日、来月の7回目の朝鮮労働党大会に合わせ、新たな挑発を行う可能性があるとして、警戒態勢を強めている。
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