北朝鮮非難のビラ散布　警察が阻止＝韓国

【坡州聯合ニュース】韓国の保守団体は１５日、北朝鮮の故金日成（キム・イルソン）主席の生誕記念日「太陽節」に合わせ、南北軍事境界線に近い臨津閣で北朝鮮体制を非難するビラを飛ばす計画だったが、警察当局に阻止された。

　団体はビラ４万枚を１２個の大型風船に付け、北朝鮮に向けて飛ばす予定だった。

　警察はビラ散布に反対する地元住民らとの衝突などを危惧し、団体メンバーが乗った車が臨津閣に入ることを認めなかった。

　これを受け、メンバー約１０人は臨津閣から約１キロ離れた場所で会見を開き、「３代にわたり極悪な暴圧を続け、今や核爆弾で世界を脅かす金正恩（キム・ジョンウン）一味をせん滅させ、北傀（北朝鮮）を崩壊させるためにビラ散布を準備した」と述べた。また「北傀を滅亡させ、韓国による（南北）統一を早めるため、ビラ散布を今後も続ける」と強調した。

　会見中、懸念されていた地元住民や革新系の市民団体との衝突はなかった。ただ、地元住民らは臨津閣周辺の各所にビラ散布に反対するという内容のプラカードを掲げた。

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