Go to Contents Go to Navigation

北朝鮮が脱北防止に躍起 国境警備など強化=韓国白書

記事一覧 2016.04.26 14:17

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が住民の脱北を防ぐため、国境地域の警備や携帯電話の取り締まりを強化しているようだ。政府系シンクタンクの統一研究院が26日に発刊した「2016北朝鮮人権白書」で明らかにした。

 白書は2014年末から2015年にかけて韓国入りした北朝鮮脱出住民(脱北者)186人を対象にインタビューを行い、北朝鮮内の様子をまとめている。

◇国境の警備強化

 白書によると、北朝鮮の秘密警察、国家安全保衛部(保衛部)は最近、脱北を防ぐ対策を点検し、脱北者の家族や親せきに対する思想動向の把握・監視、思想教養の強化、国境旅行証・宿泊のチェック、国境警備司令部の調査を強化した。

 中国の延辺朝鮮族自治州に近い咸鏡北道・穏城郡の場合、豆満江の周辺に「国境に地雷を設置した」とする警告板を設置したとされる。

 主な脱北ルートとされる咸鏡北道・会寧などには鉄柵や監視カメラなど、両江道の恵山には新たな鉄柵をそれぞれ設置したという。

 携帯電話は2014年1月の金第1書記の布告文により、国境地域での使用が禁じられている。摘発されれば、居住地域の保衛部ではなく、道の保衛部に身柄を拘束される。これは脱北者が居住地域で賄賂を渡し、処罰を免れる慣行を防ぐ狙いがあるとみられる。

◇海外派遣労働者からの搾取

 一方、北朝鮮から海外に派遣された労働者は現地労働者に比べ、はるかに少ない賃金を受け取りながらも、労働時間は長いことが分かった。

 ロシアに派遣されたある脱北者は「通常1年に1000~1500ドル(約11万~16万円)を受け取るが、これはロシアの一般労働者の1カ月分だ」と不満を露にした。さらにその賃金から忠誠資金などの名目で相当の金額を朝鮮労働党に上納しなければならない。

 彼らはまた、長時間労働を強いられている。ロシアの建設現場で働いたある脱北者は「ロシアの労働法では午前9時から午後5時まで労働となっているが、これは北朝鮮労働者には適用されない。(北朝鮮労働者は)午前5時から午前0時まで働いた」と証言した。

◇韓国ドラマ視聴すれば労働教化刑

 韓国のドラマや映画などを視聴したり、流布したりすれば、労働教化刑(懲役刑に相当)となる。ある脱北者は「韓国の映像物を視聴・流布した者を死刑に処するという布告文が多く張り出されている」と証言した。

csi@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。