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北朝鮮が5月6日に党大会 「金正恩時代」宣言へ

記事一覧 2016.04.27 14:39

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が36年ぶりとなる朝鮮労働党大会を5月6日に開催する。党の最高指導機関と位置付けられる党大会を通じ、「金正恩(キム・ジョンウン)時代」を正式に宣言するとみられる。新たな経済路線と統一案の提示もあり得る。しかし、北朝鮮は核実験と長距離弾道ミサイル発射により国際社会から強力な制裁を受けており、党大会が内輪のイベントに終わる可能性は高い。

◇金第1書記を偶像化

 党大会は本格的な「金正恩時代」を宣言し、体制の結束を図る政治イベントとなりそうだ。

 党機関紙の労働新聞は昨年10月31日、今回の党大会開催のニュースを伝えながら、「金正恩同志の領導(指導)を高くあがめ社会主義強盛国家建設を発揚するための歴史の分水嶺」とした。党大会の目的が金正恩第1書記の偶像化にあることを明確に示した。

 韓国統一部の当局者はこの日、「北は4回目核実験と長距離ミサイル発射の後、金正恩を金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)のような位置に押し上げるための偶像化作業を進めている」と指摘した。

 北朝鮮は今回の第7回党大会で、2011年末に死亡した金正日総書記の後を継いだ金第1書記の実績をアピールするとみられる。

 韓国・北韓大学院大の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は党大会で金正恩時代が宣言されるとの見方を示しながら、「金第1書記による『唯一領導』体制の確立と長期統治の土台づくりという意味合いも込められている」と述べた。党の最高指導機関である党大会の開催を通じた党と国家体制の整備は、金正恩政権の強化と唯一領導体制の制度化を意味するという。

 また、北朝鮮は今年に入り4回目核実験と長距離ミサイルの発射を実施しており、党大会でも「核開発と経済発展の並進路線」を固持すると予想される。

 2012年に憲法で核保有国と明文化しているが、党規約でも核保有国を明示する可能性があると、梁氏はみている。韓国・東国大北朝鮮学科の金榕炫(キム・ヨンヒョン)教授も「並進路線をより具体的、精巧にする可能性がある」との見方を示した。

 北朝鮮が核兵器の実戦配備の能力を誇示することもあり得る。韓国統一部の当局者は、北朝鮮が党大会を控え、5回目核実験などの挑発行為を起こす可能性も排除できないと指摘した。

 この当局者はまた、「北は制裁を受ける中、党大会で成果を出そうと、住民の駆り出しを奨励する意味で『自強力第一主義』を中心とした思想戦を展開している」とした。経済が危機的な状況に陥っているが、政治スローガンを通じ内部結束を図っているという。

◇世代交代が加速

 「金正恩時代」宣言は大々的な世代交代を伴うとみられる。金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や朴奉珠(パク・ボンジュ)首相ら高齢の幹部が第一線を退き、党の書記や部長が交代する可能性がある。金第1書記の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が部長に昇格するとの観測も出ている。

 東国大の金教授は、党大会に続き党中央委員会の全員会議が開かれ、主要人事が発表されるとみている。その世代交代の幅から、北朝鮮でどのような変化が起こり得るか予測できるとした。

 また、ある韓国政府筋は北朝鮮が昨年10月の党創建70周年行事で掲げた「青年重視」を繰り返し強調していることに注目し、「青年を経済の動力として活用する一方、思想武装の強化にも注力している」と指摘した。

 ただし、世代交代に踏み切ったとしても、高齢者層を完全に排除するというよりは幅広い世代を取り混ぜる人事の原則は守られるとの見方が強い。

mgk1202@yna.co.kr

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