党大会2日目 金第1書記の肉声報じず=北朝鮮テレビ
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2016.05.08 00:25
党大会2日目 金第1書記の肉声報じず=北朝鮮テレビ
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央テレビは7日午後10時35分(平壌時間同午後10時5分)ごろ、2日目となる第7回朝鮮労働党大会の様子を録画で放送した。
映像には金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が党中央委員会の事業総括を報告する様子や金己男(キム・ギナム)朝鮮労働党書記らが討論する姿などが28分間にわたり映し出された。
しかし、金第1書記の肉声は紹介されず、アナウンサーが伝える形で報じた。具体的な報告内容に対する言及もなかった。
朝鮮中央テレビによると、金第1書記は「朝鮮労働党は人民のすべての勝利の組織者で、朝鮮革命の参謀部。革命の前に立ちはだかる難局を打開し、主体革命偉業遂行で成し遂げた勝利と成果は軍隊と人民の英雄的闘争による尊い戦利品」と話した。
また、朝鮮労働党を偉大な首領の党に強化発展させていくことは党建設の課業と強調。「金正日(キム・ジョンイル)同志を永遠なる首領とし、わが党を永遠なる金日成(キム・イルソン)、金正日同志の党、百戦百勝の不敗の党に強化発展させよう」と呼びかけた。
金第1書記の事業総括報告の後には、課業貫徹のための討論が行われたという。
討論には金己男書記や、朴奉珠(パク・ボンジュ)首相、李明秀(リ・ミョンス)軍総参謀長、趙延俊(チョ・ヨンジュン)党組織指導部第1副部長らが参加し、金第1書記が提示した課業をたたえ、忠誠を誓った。
csi@yna.co.kr