[インタビュー]初ソロアルバムで活動再開 元少女時代のジェシカ
【ソウル聯合ニュース】韓国の人気ガールズグループ、少女時代の元メンバー、ジェシカが17日、初のソロアルバム「With Love,J」をリリースした。デビュー9年にしての独り立ちとなる。
ジェシカは2014年9月に少女時代を脱退。下積み時代から15年過ごした大手芸能事務所のSMエンタテインメントを離れ、交際相手の男性が設立した芸能事務所に移籍した。
脱退をめぐっては、ジェシカが「事務所と(ほかのメンバー)8人から『今日から少女時代のメンバーではない』との通告を受けた」と説明したのに対し、SMエンタテインメントはジェシカが始めたファッション関連事業をあつれきの理由に挙げていた。
活動再開の準備に追われる中、ジェシカはインタビューで「少女時代は私にとって大切なもの。少女時代でなかったなら、今の私もいない。だから少女時代を抜けるのが怖かった」と語った。メンバーと一緒だったこれまでとは異なり、インタビューでは一人ですべての質問に答えなければならない。やや緊張した様子だったが、新たな出発に期待する気持ちも伝わってきた。
以下は一問一答。
――独り立ちにプレッシャーがあると思われるが。
「これまでソロを考えたことがなく、プレッシャーを感じる。応援してくれるファンの気持ちがありがたくて準備を始めた。アルバムはファンへのプレゼントで、タイトルはデビューのころからサインに書き添えていた言葉にした。これからもアルバムを出し続けるつもりだ」
――少女時代を抜けた理由は。
「少女時代を抜けるのは怖かった。だが、人生は1ページずつめくる本のようなもの。あの時がページをめくるタイミングだったのだと思う。もともと過ぎたことに未練を持つタイプではない。今していることすべてが新鮮だ。多くを学んだ1年半だった」
――少女時代を抜けてもSMに残る選択もあったが。
「よく話し合った末に一人でするのが互いのために良い方向だと考えた。まるで長年通った学校を卒業した感じだ。SMに対し物足りなく思う気持ちはもちろんない」
――誤解や憶測のうち、釈明したい部分は。
「釈明はしない。誤解は時が来れば解けると思う。私の立場で話をして解決することではない。もっとこじれてしまいそうだ」
――ちょうど同じようなタイミングで少女時代のティファニーもソロアルバムをリリースし、競い合うことになった。
「ティファニーのアルバムを聞き、ミュージックビデオも見た。かっこいいと思う。ティファニーといえばラブリーなイメージだが、新たな試みが見える」
――新譜はタイトル曲を含め全体のコンセプトに温かみが感じられる。
「希望を感じるようなメッセージを伝えたい。生きていれば誰でもスランプに陥りつらいことがあるが、『大丈夫、夢に向かって進み、頑張ってほしい』と」
――ジェシカとしての9年はどうだったか。
「スリルがあり、興味深かった。いろいろなことをしているので、つまらない日はない」
――交際相手が設立した事務所に移った理由は。
「私の音楽カラーと活動を支持し見守ってくれる会社を真っ先に考慮した。ほかの人がどう思うか悩みもしたが、(今の事務所が)私を一番よくわかってくれているため信頼できる」
――結婚もささやかれるが、2人の出会いは。
「友人たちとの集まりで出会い、3年間つきあった。(結婚は)発表していない。女なら結婚を考えるものだから、その時がくればするのではないか」
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