ソウルでコスプレ祭典 人気キャラ勢ぞろい=韓日交流深める
【ソウル聯合ニュース】コスプレイヤーたちがパフォーマンスを披露する「コスプレコレクション010in Seoul」が21日、若者の街で知られるソウル・新村で開かれた。
韓国と日本の交流拡大を図るために企画されたもので、在韓日本大使館などが後援した。
会場では全国各地から参加した韓国のコスプレイヤーがアニメやゲームのキャラクターに扮し、個性あふれるさまざまなパフォーマンスを披露した。制服やステージ衣装といった定番のほか、チャップリンなどに扮したコスプレイヤーの姿も見られた。また、コスプレ衣装の展示会や体験コーナーなどが設けられ、一般市民もイベントを楽しんだ。
日本からはハイクオリティなコスプレイヤーとして海外で人気を博している麗華、五木あきら、くろねこさんが招かれ、イベントを盛り上げた。
メーンイベントとなるコスプレコンテストには韓国のコスプレイヤー38人が参加し、オンラインゲーム、アンダーテールの「メタトン EX」に扮したJL(27歳、女性)さんがグランプリに選ばれた。JLさんは9月に千葉・幕張メッセで開催される世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2016」に公式ゲストとして招待される。17歳の時からコスプレイヤーとして活動しているというJLさんは「本当に夢のようだ」と喜びを爆発させた。
日本大使館公報文化院関係者は「韓国でも若者を中心に日本のアニメなどに対する関心が高まっている。今回のイベントを通じ、市民交流を拡大し、相互理解を深める契機になった」と話した。
コスプレは日本で始まった大衆文化で、韓国では1994年ごろから、アニメマニアを中心に広がったとされる。最近ではインターネット上で同好会が次々と発足し、コスプレ活動は活性化。マニア文化の一つとして定着しつつある。
会員数15万5000人を超える韓国最大の同好会「コサモ(コスプレを愛する集い)」によれば、韓国でコスプレを楽しむ人は推定5万人に達する。コサモ代表の牽龍(キョン・リョン、ニックネーム)さんは「以前は変な目で見られることもあったが、今では一つの文化として受け入れられているような感じがする」と話した。コスプレーヤーが親となり、子どもと一緒に楽しむケースも少なくないという。
csi@yna.co.kr