韓国政府 「サイバー予備軍」編成を検討=北の攻撃に対応
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2016.05.26 14:40
【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部と未来創造科学部は26日に室長級協議会を開催し、北朝鮮のサイバー攻撃に対応する「サイバー予備軍」の編成などをめぐり議論した。
兵役中に国軍サイバー司令部や各軍のサイバー侵害対応チーム(CERT)、サイバー分野の義務警察に服務した予備役によりサイバー予備軍を編成する案を協議した。実効性などを検討した上で、サイバー訓練場で訓練を受けたサイバー予備軍を有事の際に迅速に投入できるシステムを構築したい考えだ。
また、協議会では知能情報技術を国防分野に取り入れる方策も議論された。大学IT研究センター(ITRC)を中心に知能型監視カメラの基礎技術研究と人材養成を推進し、これと連携して国防分野の重要施設における警戒監視に知能型監視カメラを適用する技術を開発していく予定だ。
国防部と未来創造科学部はあわせて、北朝鮮が3月末から4月初めにかけて韓国に向け全地球測位システム(GPS)の妨害電波を発信したことを踏まえ、妨害電波の迅速・正確な探知と対応を目指し来年をめどに双方のシステムを連動させることにした。
sjp@yna.co.kr